自閉症の青年を草なぎ剛が演じたドラマ「僕の歩く道」
最近、盲導犬がフォークのようなもので傷つけられた、というニュースが話題になりました。
その後、今度は盲学校の女子高生が足をけられるという事件もありました。
それぞれに背景や事情があったのかもしれません。
しかし、それにしても「障害」と言うものに対する感覚が問われている出来事だ、と思わずにはいられませんでした。
とはいえ、実際目の前でこのような出来事が繰り広げられていた時、果たして私たちはどう反応するでしょうか?
以下に紹介する動画は、アメリカで行われた「社会実験」の様子をまとめたものです。
シチュエーションは
1)ある混雑した食堂、家族が食事をしている。
2)その家族の子どもが、どうやら自閉症らしく、緊張と興奮のあまり「奇声」をあげたり、立ち上がって歩き回ったりし始める。
3)その時、近くにいた男性が、怒り出し子どもや家族に対して罵声をあげ始めた
と、言うものです。
繰り返しますが、これは「実験」なので、ここの登場する主な登場事物はすべて役者さんです。
家族も、怒り始めた男性も、そして当然ながら自閉症の子どもさんも。
では被験者は誰か、というと、その状況を見ている周囲のお客さんなのです。
つまりこういう状況が起きた時、周囲の人はどう反応するか?それを調べるのが実験のテーマなのです。
さて結果はどうだったでしょうか?
そしてこの実験はアメリカでの話ですが、もし日本で同じような状況が起きた時、私は、そしてあなたはどう反応するでしょうか?
とても考えさせられる試みでした。
ただ、この動画は実験であったとしても、こういう状況は障害とともに生きるご本人と家族の皆さんには、日々体験している現実そのものであることを忘れてはならないと思います。