片足立ちが出来ないのは、体幹が無いから?③~片足立ちがやりやすくなる、エクササイズをしてみよう!~
こんにちは。
今回は、姿勢のお話です。
スポーツやバレエ・ダンスなどで、
肩が上がっている・もっと下げるようにと言われるという人や、
普段の姿勢でも肩が上がっていると言われる人には参考にしていただきたいです。
最後にはおうちでも出来るエクササイズ付きでご紹介いたします。
肩が上がって見えるだけ。実は肩は既に下がっている?!
これまでも、肩を下げるにはどうすればいい?など、
姿勢についてのお話をしています。
過去記事:肩を下げるにはどうすればいい?
肩を下げると言うが、
そもそも肩が上がっているのではなく、
体の方が落ちているケースが多いという事を以前もお話いたしました。
体が落ちているので、相対的に肩が上がったように見える。
それを改善するには、体の方を上げて揃えるとよいという発想です。
今回は、もう一つのパターンについての対処法です。
肩甲骨付近の背中が落ちている姿勢の場合です。
こんな風に背中が落ちたような姿勢の場合・・
体自体と一緒に肩甲骨も落ちています。
で、ここから胸を張って肩甲骨を寄せたり、
腰を反ったりして多くの人は姿勢をよくしようとしてしまいます。
こんな感じの姿勢ですね。
この姿勢を良しと考えている指導者って多いのですが、
実はこれ全然骨格としてはダメで、
上の画像の「背中が落ちちゃった姿勢」と元は変わっていません。
崩れたまま背中だけ反って緊張させているだけで、
背中を緊張させると肩甲骨まわりも緊張し、
肩が上がってしまうのですね!!
過去記事:肩甲骨を寄せる動作は、実は姿勢改善にはマイナス
(体の機能・しくみを本質から理解していない指導者が、
間違った知識を一般の方々に教えて広まってしまう事って
本当に由々しき事です・・でもそれが現状・・・)
肩を上げて、体も上げる。
簡単に出来る姿勢改善エクササイズ。
では、肩がきちんと下がって見えるようになる、
姿勢改善につながるエクササイズ、簡単なものをご紹介いたします。
事前準備として、体を伸ばしておくといいでしょう。
体を伸ばすストレッチ
そうしましたら、そこからやることはこれだけ。
①まずは、肩を上げる。
画像のように、肩をすくめるようにして上げていきます。
ただし、やり方があります!
肩を上げる動作を利用して、
脇の下から脇腹を拡げるようにします。
「腕を上げずに体だけ伸びをする」ような感じです。
これで体を上へ引き上げます。
(この動作をしないと、このエクササイズは全く意味がありません!)
②肩をストンと落とす。
体を引き上げながら肩を上げたら、
そこから肩から腕だけをストンと落とします。
自分の力で落とすのではなく、重力を使って落とします。
落とす際に、①で引き伸ばした脇の下から脇腹の部分を
元に戻さずに長くしたままを保つようにしましょう。
これを何度か繰り返しながら体を上へ引き上げていき、
腕を落とす事で、肩まわりの脱力を促していきます。
肩まわりの力が抜け、体が何となく高くなったような感じがしたら、
とりあえず成功です!
肩下げの手順は、
「体・肩を一度上げてから、腕を落とす」
肩下げ動作の手順をまとめると、
下に下がってしまっている体自体を一度引き上げます。
肩も一緒に一度引き上げるのです。
そして、体が本来の位置に近づいたところから、
肩を下げてあげます。
この手順を踏んであげると
今までやっていたものより効果的かとは思います。
様々な方法の内の一つではありますが、
割と簡単に出来るものをご紹介いたしました。
ぜひ参考にしてください。