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八巻稔秀プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

肩甲骨を寄せる動作は、実は姿勢改善にはマイナス

八巻稔秀

八巻稔秀

テーマ:日常生活で実践出来る、カラダ調整改善法

姿勢のつくりかたについてのお話です。

特に肩甲骨周りの意識のしかたについてのお話です。

ちょっと前の記事でも触れましたが、
肩甲骨を寄せる動作について、
姿勢改善に役立つのか?というお話です。

よくわかる、肩こり発生のメカニズム その2



皆さんは姿勢を良くしようとする時、
体をどの様にしますか?



肩甲骨を寄せて胸を張る、
膝をピン!と伸ばす、
というあたりが多いのではないでしょうか?



どちらも骨格的には
正しくなりません。



肩甲骨を寄せても、”正しい姿勢”にはならない






体幹 姿勢


肩甲骨を寄せた時の背骨まわりのイメージです。
本来肩甲骨周りの胸椎は、
後ろに湾曲しているのが正しいのですが、
肩甲骨を寄せると右のようにその湾曲がなくなってしまいます。


さらに、寄せると肩甲骨は上へ上がろうとします。

肩甲骨まわり




寄せる事を意識的にやることで、
肩を寄せる為の筋肉が日常的に使われるので、緊張状態になりやすくなります。
肩甲骨を上げようとする筋肉も同様に緊張状態が続きます。

肩のコリは、筋肉の緊張が常態化したものですから、
肩甲骨を寄せて緊張させてしまうと
結果的に肩こりになりやすくなります。



姿勢が悪く見えるのは、
肩甲骨の位置が問題と言うより、
胸(胸郭)が後下方に下がった事によるものなので、

改善方法としては、
肩甲骨を寄せて胸反りをするのではなく、
肩甲骨を寄せないで胸を上げるという動作をする事です。


月刊スキーグラフィック
※月刊スキーグラフィック2013年8月号より抜粋(筆者監修記事)


肩甲骨を寄せれば前へすぐ胸が出せますが、
寄せないで胸を張ろうとしても、
なかなか前へは張れないと思います。
張る方向としては上になると思います。



肩甲骨を寄せると背筋が緊張して、
気持ちがシャキッとなりますが、
正しい姿勢かと言うとまた別の問題です。

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八巻稔秀
専門家

八巻稔秀(スポーツトレーナー)

TYカラダ調整セラピー

独自のエクササイズ「カラダ調整体操」をベースに、体のゆがみを本来の形に整え、正しい姿勢や動作へ導くトレーニングメニューを提供。スポーツイベントや出張指導で、生き生きとした日常を応援します。

八巻稔秀プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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