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平松幹夫

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平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話1781《万歳と乾杯》

2019年1月4日

テーマ:ビジネスマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

酒を共に飲むときに行う恒例の行事に「乾杯」がありますが、この起源は幕末です。

1854年に日英和親条約が結ばれ、その後晩餐会が日本人とイギリス人とで開かれました。

その席で交渉に当たったイギリス側のエルギン伯爵が、「イギリスでは酒を飲む前に国王の健康を祝して杯を交わす習慣があるのでみんなでやろう」と提案し、日本の役人がそれではということで「乾杯」と言って杯を挙げたのが起源だといわれています。

このように「乾杯」は飲み会などのスタートを、威勢よく奏でるために効果的ですが、問題は終わり方です。

結婚披露宴、祝賀会、壮行会などでは「万歳」で終わるケースが多いのが特徴です。

私がホテルに入った頃は、結婚式終了後に新婚旅行に向かう新郎新婦に駅のプラットホームなどで万歳三唱をした記憶があります。
大変温かい雰囲気で幸せ感に浸れる時でした。

ちなみに「三唱」とは3回唱和することです。

また「唱和」とは、一人がまず唱え、続いてその他大勢が同じ言葉を唱えることで、「乾杯」や「万歳」の時に代表者が口にする言葉です。

ところで「乾杯」は幕末ですが、「万歳」はいつ頃からスタートしたかといえば、明治22年からだといわれています。

明治22年2月11日に「大日本帝国憲法」が発布されるわけですが、それをみんなで盛大に祝う言葉として採用されたようです。

以来色々なシーンで行われますが、発生を頼まれたら先ずは快く引き受けて頂きたいと思います。

「万歳三唱の発生を仰せつかりましたので務めさせていただきます。皆様大きな声でご唱和ください。それでは〇〇のますますの発展と皆様のご多幸を祈念して・・・」とごく短い挨拶をして、「万歳!万歳!万歳」と唱え、最後は「ありがとうございました」で締めくくればいいでしょう。

結婚式、新年会、壮行会、歓迎会などのシーンに応じ内容は臨機応変にされたらいいと思います。

なお、正式な万歳の所作は定まっていないと思います。
威勢よく両手を上げればいいでしょう。
起立して行なうのが基本です。

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