マナーうんちく話1747《食欲の秋に再認識したい「食育」の大切さ①》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:日常生活におけるマナー

【世界食糧デーと食育の日】

野菜作りを始めてかれこれ10年経過しましたが、このところ多忙でおろそかになっていた畑を久しぶりに掘り起こし、種まきの準備をしました。

土を太陽や風にさらし、土の中で暮らしている病原菌や害虫の卵を退治する作業です。

野菜作りは土づくりといわれるように、良い野菜を作るには土づくりは大変重要な作業です。

その土地で、その季節に収穫されたものを食べることが健康には一番いいとされる「身土不二」という考えがあります。

つまり地元の旬の物や伝統食品を食べることが健康にいいわけで、人間の体と土地は大変密接な関係にあるということでしょう。

ところで10月16日は世界の食糧問題を考える日として国連が制定した「世界食糧デー」ですがご存知でしょうか?

日本は収穫の秋、食欲の秋ということでグルメを楽しんでいる人が多いと思いますが、世界中の約75億人に目を向けると、飲み物や食べ物に大変不自由している人が後を絶ちません。

世界中には栄養失調やそれが原因で発症する感染症や免疫力低下によって、なくなる5歳以下の子どもが、年間350万人から500万人いるといわれています。

一日に約14000人の子どもが、栄養不足に陥り、栄養失調で命を落としているということです。

とても悲しい現実で、全ての人に食べ物がいきわたり、世界に広がっている栄養不良や飢餓、さらに貧困をみんなで解決していく努力が必要不可欠でしょう。

そして日本では毎月19日は「食育」の日です。
特に10月は「食欲の秋」の中心となる月ですから、世界食糧デーとともに食育についての認識を深めたいものですね。

加えて自分自身の食生活を改めて見直してみることもお勧めです。

例えばバランスの良い栄養がキチンと取れているかどうか?
さらに自分が食事している姿はどうか?

栄養面と誰と、どのような雰囲気で食事をしているか?について振り返っていただければと思います。

次回に続きます。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

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