マナーうんちく話498≪うかつ謝り≫
出来ているようで、できてなく、しかも簡単なようで、意外に難しいのが、何か世話になれば「ありがとう」の言葉を気持ちよく発せられるかどうかです。
例えばコンビニで買い物をしたとき、コンビニの店員は品物を渡すときに笑顔で「ありがとうございました」といってくれます。
これに対し買い物をする側も「ありがとう」といえるかどうかです。
日本人は良いところが沢山ありますが、このようなコミュニケーションは苦手な人が多いようですね。
喫茶店で「いらっしゃいませ」の挨拶とともに「冷たい水」と「おしぼり」がだされたら、すかさず「ありがとう」のあいさつをしたいものですね。
日本では水代もおしぼり代も伝票には記載されません。
あるじが、いかにお客様をもてなすかの表れでしょう。
いずれも「相手の目を見て笑顔を添えて」がポイントです。
ありがとうの言葉は出し惜しみしないでください。
また職場の暑気払いで、生ビールパーティーに参加したら、お開きの時に「ありがとうございました」とお礼の言葉を述べて帰りますが、翌朝も再度「昨夜はありがとうございます」の言葉を述べるのがお勧めです。
ちなみに、「すみません」はお願も、お断りも、お礼にも使用できる便利な言葉ですが、インパクトが有りません。
ありがとうの言葉は、発する人も、発せられた人も、周囲で聞いている人も心地よくなる言葉です。
職場でありがとうの言葉が飛び交うようになれば、それにつれて業績もアップするものではないでしょうか・・・。
従って家庭でも、地域でも、職場でも、一日に何回「ありがとう」の言葉が発せられるか?
とりあえず実行あるのみです。
以外に世間で大成功を収めた人は、このようなことを大切にしているかもしれませんね。