マナーうんちく話502≪会話の中に季節の話題を積極的に!≫
【忘年会の挨拶】
忘年会には挨拶がつきものですが、幹事の開催の挨拶に続き、組織の長の挨拶があります。
この挨拶は忘年会で一番大切な挨拶になるわけですから、出席者の中で一番偉い人が担当します。
ポイントは、くどくど長引かせないことです。
ご馳走を前にした長い挨拶は歓迎されません。
とはいえ、長としてどうしても伝えたいこともあるでしょう。
それをいかに端的に述べるかですが、内容としては次のような流れがお勧めです。
〇先ず出足ですが、今年がどんな年だったか参加者に思い浮かべて頂くような内容がお勧めです。できれば仕事に関連した明るい話題がいいでしょう。
〇この一年間の参加者の苦労や努力に対するねぎらいの言葉を発してください。
特に業績が悪ければ悪いほど「ねぎらいの言葉」は大切にしてくださいね。
〇一年間の反省も必要です。
但しこれはくどくど、ねちねち言わないで、さらっと切り上げてください。
〇来年に対する意気込みを元気よく発してください。
〇最後に、これから食べて、飲んで、交流を深めてくださいと明るい口調で発してください。
二番目の挨拶は「乾杯の発生」です。
これは3番目に偉い人が担当します。
いきなり乾杯の発生をするより、一言前向きの言葉を添えて頂ければなおいいでしょう。
3番目の挨拶はお開きに当たり締めの挨拶です。
これは2番目に偉い人の役目です。
ねぎらいの言葉と、来年につながる前向きの言葉で絞めてくださいね。
「終わり良ければ総て良し」という言葉がありますが、特に最後の言葉は大切です。
参加者を前向きにさせる暖かい言葉がいいですね。
次回に続きます。