マナーうんちく話1511《終活になぜ生活設計が大切なの?(終活④)》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:日常生活におけるマナー

【感謝の心と気概をもって】
世界屈指の長寿国になった日本。
あなたはどのように生きますか?

期待と不安が入り乱れている人も多いと思いますが、いずれにせよ先ずは恵まれた時代と国における生活に感謝することが大切だと思います。

感謝の気持の大切さは、マナー教本や自己啓発の本には必ずと言っていいほど登場しますが、それなりの理由があります。

感謝の気持があると、気持ちが明るくなり、不安やストレスにも有効であるのみならず、これからの人生を前向きに歩む原動力になります。

加えて常に感謝の状態にあると、世の中の見方が変わり、いろいろなチャンスに恵まれるでしょう。もちろんセカンドライフの大きな課題でもある「良好な人間関係作り」にも多大な効果があります。

そして感謝の気持は、自分や人に対してのみではなく、自然や目に見えないものに対して抱くことも大切です。
さらに物に対してもしかりです。例えば愛用している自家用車やパソコンや箸などもそうですね。

【生活設計の必要性】
感謝の気持ちを持ったら、これから長い人生で自分としては「どこで、誰と、どう生きたいのか?なにをしたいのか?」を明確にしてください。

次にそれを実現するためのシナリオを描くわけですが、これは10人10色です。
年齢や価値観などにより大きく異なるでしょう。

生活設計はいつからでもいいですが、40代、50代、60代、70代の人もすべて、役者も監督もプロデューサーも自分自身が務めることになります。
自分の体力や気力に応じ、なるべく具体的に描いて下さいね。

生活設計を描くことで得られる効果に触れておきます。
〇人生の目標を持つことにより、それを実現しようと思い活力が生まれます。
〇学生時代に比べるとセカンドライフはそんなに時間がありません。だから自分の目指すべき方向を定めることで、無駄がなくなり、効率的な人生が歩めるでしょう。
〇家族や友人関係、地域活動や仕事やボランティア活動のすべてを大切にしながら、総合的にバランスの取れた生き方につながります。
〇さらに介護が必要になった時、まさかの時などを想定し、「転ばぬ先の杖」を用意することも可能でしょう。

【生活設計作成のポイント】
〇肩の力を抜き、好きなことや得意なことを優先してください。
〇「もう年だから」などの固定概念は捨ててください。
〇状況が変わればそれに応じて変更すればいいでしょう。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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