マナーうんちく話73≪話好きになる方法とは?≫
改めて【聞き上手】のメリットをあげておきます。
○集中力が高まり、脳が活性化します
話をするより、話を聞く方が数倍から10倍のエネルギーを要するといいましたが、だからこそ、人の話を真剣に聞けば聞くほど、脳も活性化して集中力も高まるわけです。
○知識や情報が吸収できる
一方的に話をすることは、知っている範囲ですることですから、新たな知識や情報は入手できません。しかし聞く立場なら、知らない知識や情報を沢山吸収できます。これは雲泥の差です。
○相手に好かれる
周囲にもなんとなく「話しやすい人」と、「話しにくい人」がいると思いますが、往往にして好かれている人は「話しやすい人」ではないでしょうか?
ちなみに、自分をキチンと受け入れてもらっていると感じられるのは、話を聞いてもらっている時です。
では【聞き上手】になるにはどうすればいいのでしょうか?そのポイントに触れておきますので参考にして下さい。
○相手の表情(身ぶり・手ぶりなど)をまねる。
○相手の話に興味を持つ。
○熱心に聞いていることを伝えるために、頷いたり、相槌をうったり、質問を投げかける。相槌も「ええ」より「はい」がお勧めです。
○なるべく「しかし」「だって」「でも」の否定語で話を遮らない。
○必要に応じてメモを取る。
○聞き終えたら復唱する。
本当に話が上手な人は、相手の話をキチンと聞いて自分の話をします。
ここが蝉と人間の違いなのでしょうね。
なお聞く時は眼を見るのが良いですが、じっと見られると圧迫感を感じます。
肩から額のあたりを見るようにすればいいでしょう。
また、座って聞く時は椅子に浅目に腰掛け、状態を少し乗り出して下さい。熱心に聞いている感じが伝わります。
人の話を聞いて、それを理解して尊重することは実は非常に難しいことです。聞くスキルだけでなく総合的な人間力が必要です。日頃から自分磨きに励んで下さいね。