マナーうんちく話501≪三つ心・六つ躾・九つ言葉・・・。≫
家族の間で学習し発揮して頂きたいマナーは、地域や学校や職場でも通じる基本的なマナーです。
そして基本的マナーで特に大切なことは「挨拶」ですが、人は皆こどもの頃に家庭で挨拶の仕方を覚えます。
●基本的なマナーは家庭で身に付くものです。
挨拶はコミュニケーションの基本中の基本ですが、お宅では朝夕に基本的な挨拶がありますか?
朝起きたら「おはよう」、夜眠りにつく時は「おやすみなさい」、なにかしてもらったら「ありがとう」という基本的なマナーは家族全員で取り交わして下さい。こどもは家庭で基本的なマナーを身に付けるので、大人の振舞いはとても大切だと心得て下さい。職場でも同じことがいえますね。上に立つ人は良きお手本にならなくてはいけないということです。
美しい言葉遣い、正しい姿勢、さらに好感の持たれる態度や表情も最初に身に付くのは家庭です。家庭が良き見本になれば、自然に身につくので子どもが社会に巣立つ時に慌てる必要はありません。逆に家庭で身についていなければ社会人になって大変苦労をします。
●呼ばれたら「はい」と返事をして下さい。
家庭で習慣づけて頂きたい挨拶の中で特に心がけて頂きたいことは、家の中でも名前を呼ばれたら「はい」という返事をするように徹底してみて下さい。
家庭でこれがスムーズに行われていたら、外に出た時に大変好感が持たれます。
ちなみに、言葉遣いの基本は呼ばれたら「はい」と返事をすることです。
●家庭で発揮したい基本的な挨拶。
すくなくとも「おはよう」「おやすみなさい」、さらに「いってきます」「ただいま」は徹底する必要があると思います。
また食事の際は、姿勢を正して「いただきます」「ごちそうさま」の言葉も丁寧に発する習慣をつけて下さい。これがキチンと言えるようになれば自然に食べることに真摯に向き合うことが出来、その結果生き方が良くなります。
以上の他にも「今日は」「今晩は」「いっていらっしゃい」「おかえりなさい」「さようなら」位は言ってほしい言葉です。
そして、「ありがとうございます」「ごめんなさい」です。
いずれも相手の目を見てキチンと言葉で発する癖をつけたいものですね。
●外出先で心掛けたいマナー。
公共の場では静かにするよう心がけて下さい。また、学校や図書館や公民館などで靴を脱いだらキチンと揃えることはとても大切です。特に家庭と異なり不特定多数の人が利用する所では、他者に対する配慮が必要です。
また、ゴミはゴミ箱に入れる、電車に乗る時は順番を守る等はぜひ実行して頂きたいものです。
●食卓でのマナー
生きることは食べることです。
「美しい食べ方」を心掛けて下さい。親が良いお手本を示すことが大事です。例えば姿勢を正す。美味しく楽しく食べる。残さない。頂きますご馳走様の挨拶をする。箸は正しく持つ等。
ちなみに美しい食べ方とは、姿勢を正し、感謝の気持ちを持ち、相手に好感を与え、美味しく、楽しく食べることで、美しい生き方に直結します。
●トイレのマナー
トイレを使用した後には、後から使用する人が気持ち良く使用できるようにして出ることが大切です。
例えば洗面所を綺麗に吹いて出る、スリッパを揃える等です。