マナーうんちく話1146《大切にしたい挨拶の言葉》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:日常生活におけるマナー

突然ですが、朝家庭で挨拶がありますか?

では朝、職場、学校、地域で顔を合わせた時の挨拶は如何でしょうか?

「おはようございます」
最近は、たったこれだけの挨拶が家庭・地域・学校・職場で失せている所も珍しく無くなりました。

先ずは基本的な挨拶を徹底される事をお勧めします。

誰しも「解っているけど実行できていない」典型的なモノが基本的な挨拶ですが、「基本的な挨拶」とは次の挨拶です。

○名前を呼ばれたら「はい」
○「おはようございます」
○「こんにちは」
○「こんばんは」
○「いただきます」
○「ごちそうさま」
○「いってまいります」
○「いってらっしゃい」
○「さよなら」
○「ただいま」
○「おかえりなさい」
○「おやすみなさい」
○「ありがとう」

以上の言葉が、常に相手の目を見て、明るく、はっきり言えればかなりのマナー美人でしょう。

先ずは最低限、この挨拶が出来るようになることをお勧めします。
自分が出来れば、周囲の大切な人に教えてあげることが出来ます。
そして欲を言えば、さらに「ステップアップした挨拶」を心掛けて下さい。

たとえば、「お早うございます。今朝は顔色が特に良いようですが、何かいいことがありましたか?」。

この位の挨拶がスムーズにかわせるようになれば、周囲との人間関係は自然に良好になってきます。

「寸鉄人を殺す」、あるいは「寸鉄人を刺す」ともいわれます。
寸鉄とは小さい刃物ですが、ごく短い言葉で人の急所を突き、傷つけるという意味です。

どのような短い言葉で事柄の核心に触れ、上手に表現することは大切ですが、その短い言葉で人を傷つけるのではなく、人を気持ち良くすることが出来ればいいですね。

「寸鉄人を活かす」とでもいいますか・・・。

聞く人に不快感を与えるのではなく、聞く人に好感を与える、つまり「思いやりのある言葉」を一言加味することで、関係はさらに良くなります。

繰り返しになりますが、キチンと相手の目を見て、笑顔で言えれば鬼に金棒です。

家族や職場の雰囲気が悪くなってきている、地域の元気が失せた、いじめが心配なクラス等など、元気な挨拶は何かと役に立ちます。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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