マナーうんちく話509≪「女しぐさ」と「男しぐさ」≫
突然ですが、朝家庭で挨拶がありますか?
では朝、職場、学校、地域で顔を合わせた時の挨拶は如何でしょうか?
「おはようございます」
最近は、たったこれだけの挨拶が家庭・地域・学校・職場で失せている所も珍しく無くなりました。
先ずは基本的な挨拶を徹底される事をお勧めします。
誰しも「解っているけど実行できていない」典型的なモノが基本的な挨拶ですが、「基本的な挨拶」とは次の挨拶です。
○名前を呼ばれたら「はい」
○「おはようございます」
○「こんにちは」
○「こんばんは」
○「いただきます」
○「ごちそうさま」
○「いってまいります」
○「いってらっしゃい」
○「さよなら」
○「ただいま」
○「おかえりなさい」
○「おやすみなさい」
○「ありがとう」
以上の言葉が、常に相手の目を見て、明るく、はっきり言えればかなりのマナー美人でしょう。
先ずは最低限、この挨拶が出来るようになることをお勧めします。
自分が出来れば、周囲の大切な人に教えてあげることが出来ます。
そして欲を言えば、さらに「ステップアップした挨拶」を心掛けて下さい。
たとえば、「お早うございます。今朝は顔色が特に良いようですが、何かいいことがありましたか?」。
この位の挨拶がスムーズにかわせるようになれば、周囲との人間関係は自然に良好になってきます。
「寸鉄人を殺す」、あるいは「寸鉄人を刺す」ともいわれます。
寸鉄とは小さい刃物ですが、ごく短い言葉で人の急所を突き、傷つけるという意味です。
どのような短い言葉で事柄の核心に触れ、上手に表現することは大切ですが、その短い言葉で人を傷つけるのではなく、人を気持ち良くすることが出来ればいいですね。
「寸鉄人を活かす」とでもいいますか・・・。
聞く人に不快感を与えるのではなく、聞く人に好感を与える、つまり「思いやりのある言葉」を一言加味することで、関係はさらに良くなります。
繰り返しになりますが、キチンと相手の目を見て、笑顔で言えれば鬼に金棒です。
家族や職場の雰囲気が悪くなってきている、地域の元気が失せた、いじめが心配なクラス等など、元気な挨拶は何かと役に立ちます。