マナーうんちく話73≪話好きになる方法とは?≫
男女が互いに人権を尊重しつつ、能力を十分発揮できる「男女共同参画社会」がクローズアップされ久しくなりました。
そして、改めて女性がキラキラ輝ける社会の実現に向けて多彩なイベントが開催されていますが、課題も山積しております。
今から10年前になりますが、私がマナー講師としてデビューして初めてプロデュースした講座が、身も心も美しい女性を追求した「セレブ{淑女}創造塾」でした。
「和食のテーブルマナー講座」「洋食のテーブルマナー講座」「コミュニケーション講座」「冠婚葬祭のマナー講座」「人付き合いのマナー講座」「セルフプロデュース講座」「ライフプランニング講座」「笑顔講座」「カラーコーディネート講座」「健康増進講座」「お金の貯め方・使い方・残し方講座」等々、多彩な講師陣によるセミナーやイベントを発信しました。
以後、行政、社会福祉協議会、教育委員会、公民館、企業、女性団体等の主催で多彩な「女磨き講座」「自分磨き講座」等を展開していますが、世の中が複雑多様化したせいでしょうか?日本人女性は何から何まで恵まれているにもかかわらず、「幸せ度」がそれに追いついていない気がしてなりません。
また、ライフスタイルや価値観が大きく変化し、《女性は家事・男性は仕事》では無くなった今、かつての家事に勤しむ女性らしさを備えている男性が好かれるようになってきた感があります。
つまり、休日は子育てや料理や買い物に協力してくれる「女子力の高い男性」が好まれているようですね。
それに連れ、「男らしさ」の概念も変わってきました。
力強く、我慢強く、仕事に精を出す頼もしさを兼ね備えた男性より、スイーツに興味があり、整理・整頓やショッピングが好きな男性で、女性に優しい男性が持てる時代になったのでしょうか?
「男らしさ」と「女らしさ」というキーワードが次第に失せて行く気がしますが、如何でしょうか?
男性同士、女性同士の結婚が認知されるような時代だから、今や「・・・らしさ」にこだわる必要が無いかもしれませんね。
それより本当の意味において、女性は男性に優しく、男性は女性に優しくした方が持てるかもしれませんね。
さらに男性にも女性にも全ての人に優しくできる人は素敵です。
頭がいい人は沢山います。
格好いい人も大勢います。
お金もちの人もしかりです。
しかし頭が良くても、冷たい人も大勢います。
金があっても、自分本位な人も少なくありません。
その人がそこにいるだけで、場が和み、会話に花が咲き、皆が安らげる・・・。
そんな素敵な人に、ホテルで仕事をしていた時に多々出あいました。
ちなみに、そのような人は共通する特徴があります。
先ず、姿勢が良いです。
常に前向きなオーラを発散させています。
立ち居振る舞いが美しいです。
清潔感が漂います。
会話が上品で声に張りがあります。
時々刻々と変化する現代社会において、このような人はいつも「マナー美人」であり「雰囲気美人」で、世の中がいくら変わろうともハッピーでいられる人だと思います。