マナーうんちく話994《是非実践したい標語「卑弥呼の歯がいいぜ」》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:日常生活におけるマナー

咀嚼回数を増やし、健康効果が期待できる日本咀嚼学会の標語「卑弥呼の歯がいいぜ(ひみこのはがいいぜ)」の解説です。

○「ひ」は肥満防止です。
良く噛むことにより、肥満を予防する効果は見逃せませんね。
反対に咀嚼回数が少なくなると「早食い」に繋がり悪い結果になります。

日本人の肥満度は世界ではあまり高く無いのですが、ダイエットを願う人は非常に沢山おり費やすお金も非常に多いようですが、とにかく良く噛むことです。

厚生労働省でも一口で30回かむことを推奨する「噛ミング30(カミングサンマル)運動」を展開しています。

○「み」は味覚の発達です。
良く噛むことで唾液が多く分泌され、食べ物本来の味がより深く味わえます。
噛めば噛むほど味が出ると言うことです。

最近はドレッシング、調味料、香辛料が非常に豊富で色々な意味で美味しいと感じることが出来ますが、なるべく食べ物本来の味をしっかり感じ取り、それで美味しいと感じて下さいね。

また、味覚が発達すれば薄味でも充分美味しさを感じることが出来るので、生活習慣病の予防に繋がります。

○「こ」は言葉が良くなります。
良く噛むことで、顔の筋肉が発達して発する言葉が明確になります。
言葉を発する時に口がよく動くと言うことです。
同時に顔の表情も豊かになり、すっきり生き生きと輝いてきます。

○「の」は脳の発達です。
良く噛めば首から上に血液が流れ、脳の細胞が活性化され、賢くなるそうです。さらに高齢者は脳の老化防止にも成るとか・・・。
脳が活性化され認知症予防にも繋がります。

○「は」は歯の病気予防効果です。
最近は医者の数は非常に多いような気がしますが、虫歯や歯槽膿漏の人は多いですね。良く噛むことで唾液の分泌が促進され、口の中が綺麗になると共に、歯肉も丈夫になるようです。

○「が」はガンの予防です。
しっかり書くことで唾液を出し、発がん物質が抑えられると言われています。
免疫力も高まるのでうなずけますね。

○「い」は胃腸の働きをよくする。
良く噛むことで胃腸の働きが好転することは容易に想像できます。良く噛み、食べ物を細かく噛み砕くことで、胃腸の負担を和らげ、活動をよくします。

○「ぜ」は身体全体に活力が湧いてきます。
よく「歯を食いしばって頑張る」と言いますが、歯を食いしばると全身に力が漲り、体力が向上してきます。

世界屈指の「飽食の国」「美食の国」という言葉で象徴される、今の日本人の食生活は、出来合いの物や加工食品や柔らかい物に重きがおかれ、噛む回数が大幅に減少しています。これでは短命になりかねません。

○一口30回或いは30秒噛む。
○一口食べたら箸を置く。
○口に食べ物がある時は飲み物を飲まない。
○食べ物を少量ずつ口に入れる。
○食べ物を飲みこんで次の食べ物を口に入れる。
○食材を大きめに切る。
○固い物を食べる。
○加熱し過ぎない。
○薄味にする。

そして、「箸使い」がとても大切です。
食べ物を口に入れたら箸を置く癖をつけたらいいです。

また、良く噛むことの大前提は常に歯が丈夫であると言うことです。
禁煙を心掛け、日頃のお手入れを大切にして下さいね。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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