マナーうんちく話980《女性の社会進出と求められる品格④》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:女子力向上マナー

【国際化の進展と世界に発信したい日本人女性の品格】

一億総中流と言われた時代から「格差社会」に突入して久しくなりますが、今や、社会的にも経済的にも女性の社会進出は、日本のみならず国際的な課題へと進展しています。

しかしこれは、その国々の社会構造・気候風土・文化・歴史・国民性・宗教等と密接な関わりがあるので、国ごとの独自の政策が必要でしょう。

もともと男性優位の文化を持った国も有れば、レディーファーストに重きを置いてきた国も有ります。

ちなみに日本では、少子化や超高齢化が進展する中、女性の高学歴化が進み、働く意味や意義、ライフスタイル、価値観等が大きく変化してきました。

加えて日本人女性は、ここ4半世紀に渡り平均寿命は世界一です。
但し、国連が推奨する「健康寿命」とのギャップは大きく、課題もあります。

さらに、日本人女性の就業率も増えています
正規雇用者の割合がさらに増加すればいいのですが・・・。

また、高学歴の女性も非常に増えていますが、職場のリーダーになっている割合は、アメリカやイギリスやドイツに比べると低いようで、国際化の進展と共に、女性がこれまで以上に能力を発揮し、指導的役割を担うことも必要です。

そのためには、多くの外国人と交流し多様な文化に触れること、さらに語学力やIT活用力を磨き、総合的なグローバル力を強化するのもいいでしょう。

しかし、その前に是非理解して頂きたいことがあります。

日本には1000年以上の長い年月をかけ、熟成してきた文化や礼儀作法が存在します。

自然と共生し、国家としては世界屈指の歴史があります。
平安時代や江戸時代のように、一つの政権が数百年以上持続した平和な社会を築いています。加えて戦後70年間、戦争に無縁の国です。

思いやりの心を基盤とした礼儀作法が存在します。

このような日本文化の本質を正しく認識し、それらが21世紀の人類の発展にいかに寄与できるかということも、頭に描いて頂きたいモノです。

ちなみに、21世紀は女性の時代だと言われますが、不透明な部分も多々あるような気がします。

しかし、女性のリーダーとしての潜在的能力が経済的にも社会的にも開花し、より大きな役割や責任を担うようになることは明白です。

日本人女性の魅力を世界に発信して頂きたいものです。

次回に続きます。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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