マナーうんちく話494≪和顔愛語≫
●大切にしたい自己紹介
何の情報もないのに、初対面同士が仲良くなったり、信頼し合うことはできません。そこで、知らない者同士が打ち解けるには、自分の氏名・住所・趣味・家族構成・職歴・特技等、自己に関する情報を発信する「自己紹介」がとても大切です。
従って自己の情報が多ければ多いほど、相手に判断されやすくなります。
初めての人に会う前に、判断される材料をしっかり整理しておくことはとても大切です。
先ずは自分のプロフィールを話して、相手のプロフィールを聞いて下さい。
出来ればプライベートな話題も盛り込んで下さいね。本気打ち解けたいと思う相手に対しては、自分のプロフィールを先に述べることはお勧めです。
相手の事については、解らないことが有れば質問して下さい。
次に共通点が見つかれば積極的にアピールするのもお勧めです。
「マナーうんちく話931《第一印象を決定づける自己紹介の仕方》」を参考にして下さい。
●初対面で程良く打ち解ける会話
○相手の名前を会話の中にさりげなく取り入れる。
○相手のいいところを具体的に褒める。
例えば姿勢が良いですね、スタイルが良いですね、良くご存知ですね等。
○相手が「そうですね!」と言いやすいような言葉からスタートする。
例えば「緑が美しい季節になりましたね」「今日はいい天気になりましたね」等。
●初対面で程良く打ち解ける効果的な言葉
○すごい
○素晴らしい
○素敵
○ありがとう
○もっと知りたい、もっと教えて
●初対面の人と話す程良い距離間
○向き合うと圧力がかかるので相手と斜めの角度がお勧めです。
最初の挨拶は正面で真摯な態度で行い、やがて少し角度を変えてみるのが良いと思います。
○距離感は時と場合、話す相手により異なりますが、最初の挨拶は礼儀正しく行い、次第に打ち解けて親近感が増せば距離が少しずつ縮まります。
●相手との距離を縮める方法
○感謝の気持ちを素直に表現して下さい。
○ちょっとしたお願い事をするのも効果的です。
○ちょっとした共同作業をする。
●相手を尊重する
自分の考えとは異なっていても、「そういう考えもあるのか」と相手を尊重して下さい。また、初対面の人と打ち解けるには最初から否定しないで下さい。
否定するのは仲良くなってからでもできます。
日本は世界屈指の長寿国になりましたが、その長い人生において様々な人と、良好な人間関係を築けるか否かでは雲泥の差があります。
難しいことは殆どありません。
要は相手に対し興味を抱き、相手を尊重し、思いやりの心を発揮することです。
また、利便性や合理性の追求ばかりでは人間関係は築けません。
面倒な事や煩わしいことも多々あると思います。
そして、今までの項目の中から、一つでも二つでも出来ることを取り入れて見て下さい。