マナーうんちく話516≪袖触れ合うも多生の縁≫
出会いの季節は何かと自己紹介が多いものです。
そこで、第一印象をよくする、好感の持たれる自己紹介のポイントに触れておきます。
■自己紹介とは
初対面の人に、自分の名前や経歴等を伝えるのが自己紹介です。
そして、自己紹介は、第一印象を決定づける非常に大切なものだと心得て下さい。
■自己紹介の目的
○初対面の人に自分を覚えてもらう
○相手を理解する
○自分も理解してもらい、相手も理解して、より良い人間関係を築く。
■好感の持たれる自己紹介のポイント
○姿勢を正し、笑顔のある明るい表情
○呼びかけと挨拶、名前を名乗る
「皆さん今日は」「始めまして、岡山ハッピーコミュニケーションの平松 幹夫と申します」
名前はフルネームで名字と名前の間と少し間をおいて下さい。
早口にならないよう注意して下さい。
名前を覚えて頂くのが大きな目的ですから、名前は明るくはっきり伝えて下さい。
○自分をアピールするコメントを明確に、そして手短に
アピールすることが沢山あっても欲張らないでください。
一番伝えたい事を2つか3つくらいまでがお勧めです。
誰に自己紹介しているのか?聞く人はどんなことに関心があるのか?により臨機応変にして下さい。
○終わりの挨拶
「よろしくお願いいたします」
○お辞儀
姿勢を正し丁寧に頭を下げる
自己紹介にも色々あります。
新入生や新入社員の自己紹介、趣味の会での自己紹介、面接試験の自己紹介、お見合いの席での自己紹介など等。
長い人生で自己紹介をする機会は多々ありますが、自己紹介が得意な人は少ないと思います。
人前で話すのが苦手な人が多いと言うことです。
だからあまり心配しないで、ポイントを押さえることが大切です。
小手先のテクニックで笑いや受けを狙うより、謙虚で誠実な態度が大切だと考えます。
但し、初対面の人に好感を持ってもらうために行うものですから、第一印象はとても大切です。
ポイントは健康的に魅せることです。
健康的とは、清潔感、明るさ、美しい姿勢、明るく元気良く等です。
そして、誰に、何の目的で自己紹介をするのかを明確にして下さい。
それによってアピールする点も異なります。
例えば新入社員が新しい部署に配属された時の自己紹介なら、全ての人が目上の人になります。
このような場合は、希望の部署に配属された喜びや感謝、仕事への抱負や決意、さらに指導をお願いする言葉が大切ですね。
また、人の自己紹介を聴く姿勢も非常に大切です。
真摯な態度でしっかり耳を傾けて下さい。
自分の名前を覚えて欲しければ、先ずは相手の名前を覚えることです。