マナーうんちく話911《すみれの咲く頃、誠実な生き方のお勧め》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:日常生活におけるマナー

寒い日が続きましたが、この時期、椿やウメのように目立つ花ではありませんが、スミレの花が旬を迎えています。

その昔、大工道具の墨入れに花の形がよく似ているから付けられた名前です。

といっても、ラッパのような形をした花の姿から、墨入れをイメージする人は多分少ないと思いますが如何でしょうか?

しかし、花の色は「スミレ色」と表現されるほど個性の強い色で、日本人好みではないでしょうか。

長年宝塚歌劇団で愛され続けてきた「すみれの花咲く頃」の曲を思い浮かべる人も多いと思います。

花言葉は「誠実」です。
この言葉も日本人の感性にはぴったりですね。

昔と異なり、時代の移り変わりがとても速くなりました。

「歌は世につれ世は歌につれ」と言われますが、流行歌のみならず、情報機器の進歩には本当についていけません。

間もなく、腕時計型端末が発売されるそうで、新しい分野の製品が開発される度に利便性は増し、さらにライフスタイルに影響を及ぼしそうですね。

加えて、恋愛観、結婚観も変わりました。
未婚と言う言葉に加え、今では「非婚」と言う言葉も生まれてきました。

自ら結婚しない人生を選択した人のことです。
さらに、最近では「同性婚」も大きな話題になってきました。

同性婚を法律で認める国も年々増加しているようですが、この先どうなるのでしょうか。

近年急激なスピードで考え方や価値観が大きく変わり、ライフスタイルの変化にも驚くことが多々あります。

マナーもしかりです。

マナーは、その国々の気候風土、国民性、文化、歴史、それに宗教等により大きく異なりますが、同時に不易流行的側面があります。

つまり、マナーも時代の流れとともに変化すると言うことです。
考え方や価値観が変われば当然ですね。

古今東西、様々なギャップは付き物です。

しかし、時代がいくら変化しても、人には変わってはいけない、非常に大切なモノがあると思います。

それは誠実な生き方ではないでしょうか。

何事にも勤勉である事。
何時も正直であること。

何時も謙虚である事。
何時も礼儀正しくすること。

物事の全てを利便性や経済価値のみで判断しないこと。
自分に厳しく、他人に優しい人。

子どもでもわかるごく当たり前の生き方ですが、現実には、このような生き方が難しくなってきましたね。

少々不器用でも、真面目で、誠実に生きている人が報われる世であってほしいものです。

このような生き方こそ、スミレと同じく日本人にマッチした生き方です。

そして、私のマナー講座の目的は、まさにここにあります。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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