マナーうんちく話499≪習慣は第二の天性なり≫
次に、睡眠もおろそかにはできません。
昔から「寝る子は育つ」と言います。
良く眠る子は健康な証拠でよく育つと言う意味ですが、これは何も子どもに限った事ではありません。
睡眠は疲れた体を和らげてくれるので、多忙な中にも睡眠時間を出来る限り捻出するよう心がけて下さい。
ところで皆さんは良く眠れていますか?
一日のうち睡眠は約3分の一ですから、男性の平均寿命を80年としたら約27年は寝ていることになり、女性の平均寿命は約86年ですから女性は人生のうち29年寝ている計算になります。
従って寝方もとても大切です。
良い睡眠は良い人生に繋がります。
睡眠は生産的には捉えられませんが、睡眠の在り方は健康を支えて行く上では大切にして下さい。良質の睡眠を心掛けて下さい。
照明器具が今の様に発達していなかった時代は、夜になると寝るのがごく当たり前のことでしたが、今は真夜中でも働くし、店もあいています。
豊かになりましたが、ライフスタイルが大きく変わりストレスも増大した結果、不眠症、睡眠時無呼吸症候群等の由々しき言葉も生まれ、成人のうち5人に1人は睡眠障害に悩まされているようです。
そして、バランスの良い栄養を規則正しく取ることもとても大切です。
冬が旬のホウレンソウ・春菊・白菜・大根、それにビタミンを多く含む柚子・ミカン、加えてミネラル・カルシウム・タンパク質を多く含む「牡蠣」等も良いですね。
白菜は冬を代表する野菜ですが、野菜として普及したのは昭和になってからで、意外に新しい野菜です。
また、ホウレン草と言えばポパイですが、アメリカでも野菜嫌いな子どもが多く、ホウレン草を食べるとポパイのように力がつくよと説いたのはアメリカのPTAだそうです。
どもの国も子供に野菜をしっかり食べさせることには、それなりに苦労と努力をしているようですね。
日本でもお母さんたちはあの手この手で野菜を食べさせていますが、日本の子どもは本当に恵まれていますね。
健康のために沢山取りたい野菜。
ミネラル、ビタミン、食物繊維が豊富に含まれる野菜ですが、日本人の一日必要量をご存知でしょうか?
一般的には350gだとされています。
その内、緑黄色野菜は120gですが、如何でしょうか?
さらに、この時期に柑橘類として昔から重宝がられていた由緒ある果物は「橘(たちばな)」ですが、食用には適していません。
「右近の橘、左近の桜」としてお雛様に、桜と共に飾られます。