マナーうんちく話700《700回ありがとう!ラッキー7の由来》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:日常生活におけるマナー

三寒四温の不順な天気が続いていますが、「春告げ花」と名付けられたウメやサンシュが旬を迎え、「春告げ鳥」と言われる鶯がさえずり、さらに小川のせせらぎからも春を実感できる時期になりましたね。

そして、今年も春を謳歌する楽しいイベントが目白押しで、幾つ歳を重ねてもワクワク、浮き浮きします。

そんな中、《マナーうんちく話》がこの度700回を迎えました。
「7」の数字は昔から縁起のいい数字ですから、これを機に益々元気に頑張って参りたいと願っています。
今後ともよろしくお付き合いください。

ところで、古今東西、数字に何がしかのイメージを抱き、縁起が良いとか縁起が悪いとか言われますが、皆様は如何でしょうか?

例えば、日本では「4」は「死」に繋がり、「9」は「苦しみ」に通じるので、縁起が良くない数字とされてきました。

これは殆どの人が持っている共通認識ではないでしょうか。それを証拠に、祝儀袋に4000円や9000円を入れる人はまずいないと思います。
4000円だったら、縁起のいい数字で3000円か5000円にする人が大半ですね。

ちなみに、縁起のいい数字としては「ラッキーセブン(lucky seventh)」がよく知られていますが、これはアメリカの野球に由来します。

野球では7回位になると投手はかなり力果ててきます。一方打者はそろそろ投手の投げる球に慣れが生じて来るので、得点が上げやすくなるからだと言う説が有力のようです。

また、西洋でも東洋でも「7」の数字は神秘的な数字でもあり、幸運をもたらす数字としても好感が持たれていますね。「七不思議」とか「ラッキーセブン」はまさにそうです。

ちなみに日本では、昔から奇数と偶数では奇数が格式が高い 数字とされていましたが、中でも「7」の数字は「春の七草」「秋の七草」「七草粥」、さらに「七福神」等お馴染みの数字になっています。
そういえば、一週間も月曜日から日曜日まで「七つの曜日」があります。

ただ日本では、「7」の数字も良いですが、「8」の数字も末広がりの数字として大変縁起の良い数字です。

稲作と関係があるのでしょうか、「米」という字を分解すれば「八」が二つになります。88歳を米寿と言い盛大に祝いますね。
また「八百万の神様」ともいいます。

ということで、縁起の言い700回から、さらに縁起のいい800回を目指して参りたいと思います。

お付き合いいただいた皆様を始め、「マイベストプロ」の運営にかかわる全ての人に感謝いたすと同時に、今後ともよろしくお願いいたします。

季節の変わり目は体調管理が大切です。
バランスのとれた栄養、睡眠をしっかりお取りいただき元気でお過ごし下さい。

「衣食足りて礼節を知る」。
他者に対し素敵なマナーを発揮するには、先ずは自分を整えてからです。



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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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