マナーうんちく話2231《幸せを呼ぶ挨拶の心得と作法《和顔愛語 先意承問》
地球上では日々、実に様々な事が起こっています。
技術革新も有れば戦争や内戦も起こります。
人々はそんな中から多くの教訓を学んできましたが、残念ながら、世の中が急激に進展すればするほど、色々な出来事は忘れ去られていきます。
しかし、先人は言葉を残してくれました。
心に触れる言葉、感銘を受ける言葉、人生の指標になる言葉などを、「名言」や「格言」として後世まで伝えてくれたわけですね。
アメリカを象徴し、日本人でも知らない人がいない位有名で、キャラクターの王者と称される、「ミッキーマウス(Mickey Mouse)」の生みの親であるウオルト・ディズニー。
彼は、多くの人に素晴らしい夢や希望を与え続けてくれましたが、同時に素敵な言葉を残してくれました。
「好奇心はいつだって新しい道を教えてくれる。」
誰でも、幼い頃は、常に「なぜ?」「どうして?」等と、些細な事にも興味を抱きますが、歳を重ねて行くうちに、いつの間にか綺麗に忘れ去ってしまいます。
つまり、幼い頃のワクワク感は、歳を重ねるにつれ希薄になり、物事を経験値で見たりするようになります。
加えて、思考も凝り固まってしまいます。
好奇心とは、珍しい物や新しい事に興味を持つことですが、ウオルト・ディズニーは好奇心を持ち続け、色々と目新しい事を生み出してきました。
好奇心が有れば、物の考えが柔軟になり、壁に付き当たった時などにも、なにか解決策が思い浮かぶかも解りませんね。
解決策は色々と考えられるかもしれませんが、好奇心を持つと言うことで、新しい道が見えて来るのではないでしょうか。
そしてその道を、自信を持って突き進むことで、問題解決の糸口を探る事が出来るかもしれません。
世の中には、絶対と言うことは滅多にあり得ません。
しかし、僅かでも希望が有れば、実現への道が開かれます。
日本には、「春隣」という今時の季節を象徴する、美しい季語が存在します。
各地で最低気温が記録されるまさに厳寒の頃ですが、ほんのりと感じる、花咲く春の兆しに思いを馳せる頃でもあります。
そして間もなく、節分に立春。
待ちに待った新しい季節の始まりです。
好奇心を持って、色々な物を見たり聞いたり体感したりする。
そうすることにより、新たな気付きがあり、新たな出会いが期待できるかもしれません。
希望と勇気を持って、前向きに行きたいものですね。
人が敷いてくれたレールを歩んで大成功を収めても、そんなに感動を覚えないかもしれません。なぜならあくまで受動的に歩んでいるからです。
しかし、大きなリスクが予想される道でも、常に好奇心を持って歩めば、ドキドキ、ワクワクするかもしれません。
好奇心とは、自ら踏み出すちょっとした勇気の事かもしれませんね。
これに、素敵なマナーが加味されれば、まさに鬼に金棒です。