マナーうんちく話498≪うかつ謝り≫
突然ですが、あなたは人前で、「面白い話」をすることができますか?
ユーモアのセンスがあるか否かの問いです。
マナーは全般的に人間関係良くする潤滑油ですが、ユーモアは、人と人との会話を弾ませるための潤滑油だと、認識していただいたらよいと思います。
ユーモアには明確な定義は無いようですが、「ダジャレ」とか「ギャグ」とも言われます。そして、知的要素が加味されれば「ウイット」とも表現されますが、いずれも、私達の日常生活には必要なものだと考えます。
ユーモアは、人それぞれの、心と身体に必要なモノではないでしょうか?
ユーモアのない人生は、味気ない気がします
そして、テレビやラジオなどで落語や漫才、あるいはお笑い番組を見て、大いに笑うのも、非常に楽しいですが、人前で、人を笑わせることも、また楽しいものです。
私も、ホテルで結婚式や宴会の仕事を通じ、沢山の人のスピーチを聞かせて頂きましたが、ユーモアたっぷりと、「楽しい」話ができる人は非常に少ない気がします。
「固い話」はできても、「ユーモア交じりの楽しい話」は苦手!と言うのが、一般的な日本人のようですね。
しかし、長い人生を、より楽しく生きるには、ユーモアはマナーと同様、とても大切です。
しかし、お笑い番組や落語等をしっかり聞けば、ユーモアセンスが磨かれるかと言えば、私の感覚では難しいような気がします。
ユーモアセンスを身に付けるには、マナーと同様、相手を「思いやる心」が必要です。
加えて、会話を楽しむ心を持つことも大切であると考えます。
さらに、相手と同等だと意識することです。
相手を見下してはいけません。
また、自分を卑下してもダメです。
さらに、常に広い見識を持ち、状況に応じた、柔軟な対応が必要です。
要は、頭が柔らかいことです。
そのためには、子供のような「素直な心」を持たれることをお勧めします。
固定概念が強く、頭が固い人は是非、素直な気持ちを心がけて下さい。
相手の話に、しっかり耳を傾けることです。
つまり、コミュニケーション能力の向上を心がけて下さい。
素敵なマナーと共にユーモアセンスが身につけば、沢山の人が寄ってきます。
そこには、コミュニケーションの花が咲き、そこから笑顔が生まれ、幸せの芽が芽吹きます。
なぜなら、誰でも、笑顔を発信してくれる人には、好感を抱くからです。
自分がいくら苦しくても、相手に笑顔を出せる人はマナー美人です。
また、ユーモアを駆使して、相手の心を癒すことができる人もマナー美人です。