マイベストプロ岡山
平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話250≪電話の応対のマナー≫

2012年5月29日

テーマ:ビジネスマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

電話で話しをする時、聞き取りにくい場合は多々ありますが、そんな時、皆さんはどのような対応をされますか。

1、「恐れ入りますが、電話が少し遠いようですが・・・。」とやんわりと伝える。
2、自分の声を小さくして、相手に声が小さいことを気づいてもらう。
3、直接、「声が小さくて聞こえません」とはっきり伝える。

日本が未だ経済成長期だった半世紀前と比較して、衣食住は著しくよくなりました、電話機しかりです。しかし電話機の機能も性能も進歩し、種類も増えたわりには、その応対の仕方は向上していません。

電話が広く一般国民に普及し始めた戦後間もない頃、当時の文部省の学習指導要領に電話応対の仕方があったことを、何かの本で読んだ記憶がありますが、現在は機械の進歩に、人の心が追従できてないような気がしてなりません。

そこで、今回は改めて、「電話の応対の仕方」に触れてみます
第一回目は「応対のマナー」、続いて「受け方のマナー」「かけ方のマナー」「取次のマナー」に順次触れて行きたいと思います。

病院でも、ホテルでも、役所でも、あるいは家庭でも、その電話応対は様々です。非常に感じの良い応対もあれば、無愛想で冷たい応対も有ります。
立った1本の電話でも、その応対次第で、職場や家庭全体の印象が大きく異なります。
感じよい応対の仕方を解説します。

○好感の持たれる応対のポイントは、「丁寧」「簡潔」「正確」です。
姿勢を正し、真摯な気持ちで応対して下さい。また、電話は、声だけのコミュニケーションです。顔が見えない相手だからこそ、丁寧な応対が必要です。
加えて、元気で、明るく、ハキハキト話すように心がけて下さい。
さらに電話は有料です。短時間で明瞭簡潔に、それでいて正確さが要求されます。特に数字等には細心の注意が必要です。

○声が聞きとれない時には、「恐れ入りますが、(申し訳ございませんが)電話が遠いので、もう一度お願いいたします」と丁寧に聞きかえして下さい。

※「電話が遠い」という表現は、「貴方の声が小さいのではっきり聞きとれません。もう少し大きな声でしゃべって下さい」ということを、遠回しに伝える慣用句です。
要は相手に対する思いやりだと、認識して頂ければ結構だと思います。

○内容の確認は大切です。必要に応じメモを取り、話し終えたら確認して下さい。

○感謝の心も大切です。相手は、忙しいにも関わらず、手を休めて電話を取っているかもしれないので、先ず電話を取ってくれたことに感謝です。

○基本的にはかけた側が先に切りますが、相手次第です。相手が大切なお客さんや目上の人であれば、相手の方から切って頂きます。

○通話中に電話が切れたら、基本的にはかけた方が再度かけなおします。これは、例え先方の不注意によるものでも、かけた側が再度かけなおします。但し相手が大切なお客さんや目上のひとであれば、こちらからかけなおして下さい。

○運転しながら、パソコンの画面を見ながら、新聞を読みながらの等の、「ながら電話」は甚だ感心しません。

○「電話で話す内容」or「直接会って話す内容」か、キチンとわきまえて下さい。

○笑顔で発する声を「笑声(えごえ)」と言いますが、これは相手にしっかり伝わります。レベルが少し高くなりますが、相手の印象はとてもよくなりますので、特にお礼とか、お祝い事とか、営業などではお勧めです。

○逆に、「失礼を詫びる時」等は、本当に申し訳ない気持ちで頭を下げながら、電話して下さい。誠意が伝わります。

○必要に応じて、最後に「思いやりの言葉」を、一言二言添えて下さい。

繰り返しになりますが、電話応対のポイントは、相手の顔が見えないので、横柄な態度を取るのではなく、「丁寧に!」がポイントです。

電話応対の善し悪しが、職場や家庭のイメージを大きく左右すると言っても過言ではありません。つまり電話で応対する人はその代表です。従って電話の応対ができない人に、「練習だから」と言って、無理やりに電話を取らせるのはお勧めできません。ご注意あれ!

この記事を書いたプロ

平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾)

Share

関連するコラム

平松幹夫プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-4573-1062

 

お問い合わせはお気軽にどうぞ

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

担当平松幹夫(ひらまつみきお)

地図・アクセス

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岡山
  3. 岡山のスクール・習い事
  4. 岡山のカルチャースクール
  5. 平松幹夫
  6. コラム一覧
  7. マナーうんちく話250≪電話の応対のマナー≫

© My Best Pro