公認心理師カリキュラム等説明会
京都コムニタスには40代、50代の社会人の塾生が多く、皆さん、心理士や心理職になりたいと、強い思いを持っておられます。最近は面接でもよく聞かれます。
ちょっとしたことで
「それなら心理士でなくてもいいんじゃない?」
「そうまでして公認心理師になりたい理由は何?」
今年もこんな(いじわるな)質問が何度もありました。
そこで、これまで私が出会った、「なりたい理由」を挙げます。
①自分や身近な人の「傷つき」の意味を知りたい
「なぜあのとき自分はあんなに追い詰められたのか」「あの人を救えなかったのか」を理解し直したい欲求が強いです。
②これまでの仕事人生では救えなかった人を、今度こそ支えたい
これは昨年おられた方のことでもありますが、管理職や人事として部下のメンタル不調を見てきた人が、「会社の一員という立場では限界があった」「本気で寄り添える専門家になりたい」と考えます。
「定年まで会社員」より、「残りの20年を人の心に向き合う仕事に使いたい」という価値観の転換が起点になっています。
③実は昔からなりたかった「遅れてきた本命」
20代の頃から心理学に興味があったが、親や経済事情で諦めた、という「心残り」を抱えてきた人が、「今度こそ自分の本当にやりたかったことに挑戦したい」と動きます。
これは結構多いです。
「一度は会社員としてのレールを歩いたが、心のどこかにずっと『臨床心理士になりたかった自分』がいた」と言われたことは何度もあります。
④セカンドキャリアとしての「意味のある仕事」への渇望
40〜50代で仕事はこなせるようになったが、「このまま売上目標だけを追う人生でいいのか」という虚しさ・モヤモヤから、「人の役に立つ感覚」が強い仕事に惹かれると言われます。
⑤「自分の物語」をやり直したい・統合したい
自分の生い立ち・親子関係・過去のトラウマなどを、学びと臨床の中で理解し直し、「生きづらさを持っていた自分だからこそできる支援がある」と感じている人もいます。
ただ資格を取るだけでなく、「臨床心理士というアイデンティティで、自分の過去を意味づけ直したい」という表現も見られます。
もちろんこれだけではなく、理由は様々ですが、「強い動機」として目立ったものを挙げました。



