第7回公認心理師試験を受験する方は「効率の良い勉強方法」が必要です
昨日、所用で関大梅田キャンパスである職人さんと会い、2時間以上、話し込んでいました。普段、あまり心理界隈以外の人と話す機会は多くないので、とても有意義な時間でした。一方で、この方からまず質問を受けたのは、臨床心理士や公認心理師について、それがどのような資格であるのか、基本情報についてたくさん質問を受けました。
これから臨床心理士と公認心理師はどうなるのか?
これから臨床心理士と公認心理師どうなるのか?
どちらが良い資格なのか?
このような質問を受けると、未来のことがわからないということだけではなく、はっきりしたことは言えません。私自身は、どちらも食べていける資格だと思っています。公認心理師試験が始まった2018年、私の予想としては第5回試験が終わる2022年には、臨床心理士は大きく価値を落としているのではないかと考えていました。
で、あちらこちらでそれを言いました。
しかし、結論は全く違っていて、臨床心理士はそれほど価値を落とさなかったのです。
今はあちらこちらで謝っています。
とはいえ、高まっているわけではありません。受験者数は今や2000人に届いていませんから、受験を回避する(元)院生が増えているということを意味しています。基本的に臨床心理士資格試験は10月に学科があり、合格すると面接試験につながり、だいたい12月くらいに結果が出るという流れです。試験は東京のみです。
一方、公認心理師は、今年は5月でしたが、2024年は3月に行われ、それ以降は年度内に試験が行われるようになります。試験は学科のみで、面接はありません。試験会場は全国に設置されます。トータルで見ると、やはり公認心理師を先に受験して、合格をすれば、臨床心理士は後で受験すればいい、あるいは、受験しなくていい、と考える人が増えたのは事実です。
臨床心理士の質は落ちていない
しかし、一方で、心理職の質の担保という面から見ると、臨床心理士はいまだに色褪せていません。少なくとも現段階においては、「両資格を目指す」のが最もスタンダードになっており、臨床心理士を取らなくてもいい、と指導している大学の方が少ないと言ってよいと考えられます。
京都コムニタスは、元来社会人の方がたくさん来られますが、今も、公認心理師の資格は不要で、臨床心理士のみで良いと言う方はたくさんおられます。少なくとも現時点において、臨床心理士は価値を落としていませんので、仕事をしていくことに関して支障が出ることはあまりありません。ただし、10年先と言われると、あまり明るい見通しはありません。これが公認心理師以上の資格になるか、と言われると、難しいと思います。また医療分野で働くならば、現時点でも公認心理師は必須資格になってきていると思います。臨床心理士では採用されないとは言いませんが、公認心理師の資格が求められるようになっています。
現時点において、社会人の方が学部を経ずに大学院を出て、最短コースで臨床心理士を取るという選択はしばらく残ります。私としてはそれで当面は問題ないと思います。一般に多いのは、すでに何らかの心理に関わる仕事をしていて、より高い専門性を求めて資格を取ろうという人です。こういう人は臨床心理士はむしろ適性が高いと思います。一方、学部で公認心理師の単位を取った人は、少し負担は大きいけれど、臨床心理士と公認心理師の両資格を目指すのが妥当です。
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