カジノ法が通ったそうです
第5回公認心理師が終わり、特例期間が終了し、これより公認心理師の養成のあり方も変わっていくことになります。とはいえ2018年からお5年間、合計6回の試験の積み重ねによって、公認心理師試験がどのようなものであるかの全貌は固まってきたと思います。予測としては、今後は難易度が上がってくるのではないかと思われます。
第1回公認心理師試験は通称北海道試験の追加試験の2回行われました。
9月9日試験
受験者数 35,020人
合格者数 27,876人
合格率 79.6%
D1ルートが、14,513人合格者で、合格率が86.2%。
Gルートが、12,183人合格で、合格率が73.4%。
北海道試験は受験者数 1,083 人、合格者数 698 人、合格率 64.5%でした。
D1が 327人 合格者のうちの46.8%で合格率が70.3%ですから、465人ほどの臨床心理士が受験したと考えられます。D2が23人3.3%で69.7%です。Gが348人で49.9%、合格率は59.5%ですので、585人ほどが受験しています。少しGには厳しかったと言えます。
第2回公認心理師試験は
受験者数 16,949 人
合格者数 7,864 人
合格率 46.4%
D1が1,879人合格で全合格者の23.9%、合格率は53.6%でした。
D2が1,253人合格で15.9%、合格率は58.8%でした。
Gが 4,728人合格で60.1%、合格率は 41.8%でした。
第3回公認心理師試験は
受験者 数 13,629 人
合格者 数 7,282 人
合 格 率 53.4%
内訳は
D1が1,440人受験で798人合格。合格率は 55.4%。
D2が838人受験で516人合格。合格率は61.6%。
Eが936人受験で758人合格。合格率は81.0%。
Gは 10,406人受験で 5,201人合格。合格率は50.0%。
第4回公認心理師試験の結果は。
受 験 者 数 21,055 人
合 格 者 数 12,329 人
合 格 率 58.6%
そして、第5回の結果は、
受 験 者 数 33,296 人
合 格 者 数 16,084 人
合 格 率 48.3%
ということでした。
合格基準
次の条件を満たした者を合格者とする。
総得点 230 点に対し、得点 135 点以上の者
A 13人受験 合格者 13人
C 8人受験 合格者 5人
D1 540人受験 合格者259人 48.0%
D2 173人受験 合格者79人 45.7%
E 1,389人受験 合格者1,035人 74.5%
F 19人受験 合格者19人 100%
G 31,154人受験 合格者14,674人 47.1%
5回の試験の合計受験者数は121,032人
合格者は72,133人です。
合格率は59.59%、ほぼ60%です。
今回の試験結果を受けて、7万人くらいの公認心理師登録者になると考えられます。臨床心理士の人数が、認定協会によると39,576 ですから、32,000人ほどの臨床心理士ではない公認心理師がいることになります。45%くらいになりますから、Gルートの目的は達したのかなと思います。
来年以降は、受験者数は一気に減ると考えられます。Eルートに少し人数が上積みされる程度で2,000人前後の試験になるでしょう。現在、臨床心理士資格試験が1,800人ほどの受験ですから、それよりは少し多いくらいになると予想されます。ただし、合格率は測ったかのように60%ほどでしたから、得点率と合格率を維持したとすると、問題の難易度が上がる可能性が高いでしょう。これまではGルートに配慮した問題もたくさんあった思いますが、今後はそれがなくなるので、より専門的かつ実践的な問題が出るようになると予測されます。また合格者数としては1,500人から1,600人程度が想定されます。いずれにしても6割程度以上を取ることに変更はないでしょうから、目指すはそこになります。
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