受験生は、ゴールデンウィークは適度な日常としての勉強をしましょう

井上博文

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テーマ:勉強方法

早くも4月が終わり、ゴールデンウィークに入ります。新年度に入って、体が慣れたころでもあり、疲れてくるころでもあるでしょうから、この時期に休めるのはありがたいと思う人も多いのではないかと思います。私は例年古本市に行っていましたが、ここのところコロナ禍でその習慣も途絶えました。今年は古本市は開催されるようです。
当塾はゴールデンウィーク中も通常授業です。昔から言われることですが、受験勉強において、あまり連休は関係なく、むしろゴールデンウィークにこそたくさん勉強できる時間です。特に社会人の方は仕事が休みの時にこそ、計画的に勉強できる時です。塾内のことを言えば、研究計画をデザインし始める時期であり、志望校もある程度絞って、オープンキャンパスなどの情報を集める時期でもあります。今年はオープンキャンパスなどもある程度は開催されるのではないかと期待しています。

一方で、ゴールデンウィークはどうやって勉強したらいいですか?という質問を受けたことがあります。一生懸命頑張りましょう、と言いたいところですが、それではあまりにも芸がないので、ちょっと考えてみる必要があります。大学生によくあることですが、ゴールデンウィークが終わると、ガクッと力が抜けるということがあります。問題は力の抜け方(抜き方)ということになります。新しい環境に入って、勝手がわかってきて、力の抜き方もわかってくるのですが、思い通りに抜けなかったり、逆に抜けすぎたりと、気づけば不安定になっています。
先日も、卒論に関して、複数の人から相談を受けましたが、今の時期が最も不安そうです。つい私たちは、「普段通りにやればいいよ」と言いがちなのですが、冷静に考えてみると、大学生の場合、今の時期に「普段通り」が確立されているかどうかと言えば、実は甚だ心許ないのが実情です。ましてや、ほぼ人生初の卒論作成に普段通りなどあるはずもなく、焦ってもしょうがないことは重々承知でも、どの程度ゆったりと構えていればいいのかがわからないといったところです。

ゴールデンウィークではありますが、少なくとも受験をする人は、ここで非日常を作らず、むしろ、適度な日常を作ることを意識することが望ましいのではないかと考えています。


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井上博文
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井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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