公認心理師試験 事例問題対策⑤
第4回公認心理師試験振り返りです。
問281型糖尿病の高校生の治療における留意として、最も適切なものを1つ選べ。
①運動は禁止である。
②食事療法により治癒できる。
③2型糖尿病に将来移行するリスクが高い。
④治療を受けていることを担任教師に伝える必要はない。
⑤やせる目的でインスリン量を減らすことは、危険である。
正答は⑤です。
①はスポーツ選手でこの1型の人もいますから、それはありませんし、2型でも適度な運動は推奨されます。②は、2型では食事療法は推奨されますが、1型の場合、食事だけで血糖をコントロールするのは難しいので、違うでしょう。③1型と2型は発症要因がかなり異なります。90%以上が2型とされ、生活習慣病ともよく言われます。1型の人は、インスリン注射などで血糖値が上がりすぎないようにコントロールすることが多いので、生活習慣には、むしろ大いに気遣って生活している人がほとんどですので、まず違うでしょう。④は論外でしょう。⑤は正答ではあるものの、説明不足の感があります。「危険である」があるから正解といった感じです。糖尿病は膵臓に不具合が生じて、インスリンが出なくなる病気で、自分で血糖値をコントロールできず、上がりすぎるため、命に関わることもあれば、人工的にインスリン注射を使う治療をします。問題文中の、やせる目的で血糖値を上げる意味が不明ですから(それでは痩せない)、ここの文言はあまり重要ではなく、「危険である」のみが正答と言えます。
これは多分糖尿病の知識が明確でなくても日本語力で解ける問題だと思います。問題文だけであきらめてはいけない典型で、選択肢をしっかり読まないといけません。とはいえ、糖尿病は、全く聞いたことがないという人の方が少ないと思います。現任者講習テキストにはほとんど触れられていませんが、情報自体はたくさんありますので、一定の知識を持っておくべき疾患だと考えていいでしょう。糖尿病でまず重要なことは、この問題にも出ていますが、1型と2型があることです。迷うと間違えますから、まず正確に覚えましょう。
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