ブループリント新出「エイジング・パラドックス」
今回のブループリントは新出が多かったのですが、この「鋭敏化」は出ていないと言われて、「そうだったっけ?」といった感じでした。「学習」ではよく聞くワードで、馴化と対比で示されることが多いワードです。当塾の基本問題模試からの引用をします。
非連合学習とは、刺激を単純に呈示し続けることにより生じる学習のことをさし、刺激を繰り返すことによって、その刺激に対する反応頻度や強度、持続時間が増加する場合、鋭敏化と呼ばれる。例えば、大きな地震を経験すると、その後、地震が起きるたびにより大きな恐怖反応を示すような場合である。一方、刺激を単純に呈示し続けた結果、その刺激に対する反応が低下する場合は馴化、いわゆる慣れと呼ばれる。例えば、サイレンのような大きな音を聞くと、最初は驚愕反射とよばれる驚きの反応が生じるが、サイレンを繰り返し聞くとその驚きが小さくなっていく場合である。
有斐閣の心理学辞典には
ある刺激の誘発的効果が他の刺激の呈示によりいっそう高められること、すなわち、ある刺激が他の刺激のもつ誘発的効果を増幅することである。たとえば電撃の呈示が、後に呈示される大きな音による驚愕反応の誘発可能性を高めた時には、この電撃は、生活体を音に対して鋭敏化させたといわれる。
私の理解力の問題か、「??」といった感じです。電撃の呈示って・・ビリってやられるのですかね。オペラント条件付けの論文などではよく出てきますが・・驚愕反応って・・学術用語の難しさですね。仏教学なんて、知らない人からすると、宇宙語に聞こえるでしょう。以前後輩と「チャンドラキールティと中観派」だの「ナーガールジュナ」だの「スヴァバ」なんてことについて話していたら、周囲がドン引きでした。人の名前かどうかもわからんと。そりゃそうですが、私たちからすると、基本用語です。それこそ馴化なのでしょう。
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