コロナ禍における大学院入試の変化

井上博文

井上博文

テーマ:後悔しない臨床心理士指定大学院の選び方

コロナ禍での入試が始まりました。この記事では、大学生がオンライン授業で苦しむ様が記されており、実際、いくつかの大学ではかなりの人数が退学を考えているという報道もありますし、私自身も事務方の危機感を聞いています。この前期のオンライン授業の総括が今行われていますが、やはり学生にとってかなり負担が大きかったようです。
しかし、苦労しているのは大学の先生方も同じで、何とかして、この前期のオンライン授業を成立させようと、努力をしてこられた人をたくさん知っています。大学のあり方は今転換期をむかえていると思います。何が正しいのか、間違っているのかがわからず、手探り状態でここまで駆け抜けてきましたので、少し振り返りが必要なのは間違いありません。その中で何とか前期が終わり、先生方も疲労困憊だと思います。グチっぽいですが、私も少々疲れました。レポートを読む量が半端ではなく、ここ数週間、1日の大半を文字ばかり見ていました。それは別に良いのですが、後期はまた大幅に変更が出そうですので、順次適応していこうと思います。

ここから始まる大学院前期入試は、このような背景から行われることは、是非頭に置いておきたいところです。昨日臨床心理士指定大学院の兵庫教育大の入試が終わりましたが、全面オンライン入試でした。そのため学科のいわゆるペーパーテストはなくすべてzoomでの面接形式として行われました。新時代の入試と言えるかどうかはわかりませんが、これで判定する先生も大変だと思います。私たちも実際にzoomを使って、面接対策をしました。ある程度心理学の専門分野の問題も出ることは予測していましたが、思っていた以上にたくさん出題されたようです。また普段から出題される志望理由が今回は書類を出していることもあってか聞かれなかったようです。一方で研究計画についてはかなり詳しく聞かれたようです。

オンラインで対策をしているとき、私が気になったのは、練習段階だと、どうしても紙に書いたものを読むのですが、想像以上に目線などに「読んでいる感」が出てしまいます。またzoomだとほぼ顔しかうつりませんかから、よくも悪くもイメージで好印象を与えることはできません。ある意味では公平な入試だと思います。ペーパーがない以上、書類はかなり重要な評価対象となると思いますが、それにしても、オンラインのみの入試は今後の指標を見たように思います。

一方でまだ普段通りの入試をしているところもたくさんあります。今後はこれらをうまく混ぜたハイブリッド型になっていくのだろうと私は予測しています。






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専門家

井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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