緊急事態宣言が京都に出された場合の対応

井上博文

井上博文

テーマ:各種情報

緊急事態宣言が今日にも発令されるとの情報が駆け巡っています。これは初めてのことのはずですが、メディアでは、まるで総理大臣に直接聞いたかのように、饒舌に語る人がいるようです(聞いていたなら大変なことですが)。私には正直、これが何を意味して、今の状態と何が変わり、どこに良い方向に向く要素があるのか、と考えた時に、ちょっと絶望的になります。ましてや、支持率40%程度(これはこれで事実なら驚愕ですが)の内閣を、支持する理由が「他に適当な人がいない」が一番多く、支持しない理由が「首相を信頼できない」が一番多い人が、このような宣言を出すことに不安を感じる人が多いでしょう。また、3月に学校を止めたわけですが、これは何だったのか、がよくわからないままです。保証、保障、補償はどうするんだろう・・という基本的な疑問も完全に置き去りの状態です。
おかしなことだらけですが、今更この人におかしいことをおかしいと言っても届きませんし、今は本当に緊急事態になりつつあるように思えます。したがって、緊急事態に備えておくことが適切な行動と見るのが妥当です。また、「日本では感染は広がらないだろう」と言っていた人の犯人探しのようなことも不毛です。マスク2枚の配布と、戦時中の竹槍の発想が似ていると指摘する人は多いですが、確かにどちらも衝撃的に滑稽ではあるのですが、これは希望的観測をさも根拠があるかのように語るクセのある人がパニックになった時にやることですので、できれば大目に見てあげましょう。

今は、「日本が一丸となって新型コロナに打ち勝とう」と言う人も結構多いですが、これも「この危機を乗り越えよう」とか「闘いに挑もう」とか、威勢のよさそげなスローガンですので、言いたい人には言わせてあげましょう。スローガンがないと不安な人もたくさんいます。ただし、水をさすようですが、仮にコロナと闘っても勝つことはできません。こちらからは見えませんが、あちらから見えています。それだけで、勝負になるわけがありません。一方的にやられるか、逃げきるかだけの問題です。できるだけ逃げ切る方向を考えて、捕まっても被害を最小限にする方法を考えるのが現実です。

コロナ以上に怖いのは、総理大臣と内閣、それに「忖度」するメディアだけではなく、それに振り回されて、全体主義のようになること、差別や偏見が一人歩きし、憎悪を生み、不安のはけ口にされることです。

大切なことは、いつもバランスですが、どうしても日常が失われた今、そのまま普段通りの生活は難しいと言わざるを得ません。ですから、自分とその周辺をよく見て、周囲の利益になる行動をとるのが妥当です。まず他人に移すような行動を控えること、移される可能性のある行動を控えること。ここから始まるようです。

長い前置きでしたが、京都は本日(7日)の段階では緊急事態宣言は出ない方向のようです。ただし、大阪、兵庫と出る予定ですので、他人事ではありません。
まず京都コムニタスでは発令の有無にかかわらず、手洗い石鹸、消毒用アルコール、マスクなどを設置しています。空気清浄機も置いて換気もしています。ウイルスを除去してくれていると期待しつつ、換気もしています。また当塾はそもそも少人数制ですので、一定の距離をとって授業をすることができています。また当塾の講師には医療関係者がいますので、最新情報は常に入ってきています。
その上で、発令が出た場合は、インターネットを使って、遠隔で講義を行える態勢を整えています。幸い、公認心理師講座でウエブで講義をするというノウハウを得ることができていますので、機材があるのがアドバンテージです。
詳しくはホームページでもお知らせしますが、刻々と状況が変わりますので、その都度適切に対処していきたいと考えています。

ただ、しばらくは入塾説明会は中止にします。もし、ご質問等がございましたら、電話、メールは通常通り稼働していますので、お問い合わせください。





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井上博文
専門家

井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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