第3回公認心理師試験ブループリント分析⑦

井上博文

井上博文

テーマ:公認心理師試験対策

⑩ 脳・神経の働き
ブループリントに変更点はありません。
この⑩は、2%の出題率となっており、心理学系の人はあまり得意としない分野のように思われます。当塾の模擬試験でも正答率が低くなっています。第2回試験では問83が視床下部に関する問題で、正答率は25.7%、問12が神経伝達物質に関する問題で正答率は、18.9%となっており、本番でもやはり正答率は低くなっています。こういった問題の点数が取れる人は、おそらく他の分野も点数が取れる人なのだと思いますが、現実的にはなかなか難しい分野だと思います。

⑪ 社会及び集団に関する心理学
まずブループリントの中項目(1)対人関係並びに集団における人の意識及び行動についての心の過程の小項目で「 集団内過程」「集団間過程」という用語が削除されました。
次に中項目(2)(3)家族、集団及び文化が個人に及ぼす影響の小項目、「不適切な養育(虐待など)」の(虐待など)が削除されました。これは北海道試験でも出ました。
こちら
手が入ったということはまた出るかもしれません。
この⑪は、出題率が約2%になっていますが、他の分野と重なることもあるため、第2回試験では6問出題されています。
問13「社会的影響」の問題で、正答率は86.6%でした。問114と127はそれぞれ「対人認知」の問題で、68.3%と57.2%でした。問110は「養育信念」の問題で55.9%でした。問20と問21は「不適切な養育(虐待など)」の問題でした。正答率はそれぞれ、38.5%と74.4%でした。
総合的に見ると⑩とは異なって点を取れる問題と見るべきでしょう。しっかり勉強しておきたいところです。


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井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

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