京都光華女子大学大学院インタビュー2
最近、たくさんの大学に訪問して、様々お話を聞かせていただいたり、意見交換をさせていただいています。公認心理師の資格の創設によって、ほとんどの大学が頭を悩ませているという印象がどんどん強くなっています。特に先生方の負担が大きすぎると思います。これは、公認心理師を運営する側も、臨床心理士を運営する側も、お互いが「別資格」と主張する割に、教育を大学と大学院に丸投げしているからです。良く言えば一つの学校で二つの資格を取れます。悪く言えば、同じような資格を取るのに、以前よりもかなり多くの授業を取らねばならなくなった、ということでもあります。この傾向は経過措置期間が終わりともっと顕著になると考えられます。
私は常に塾生に「行きたい学校に行ってやりたいことをやる」ということを言っています。そして、「この大学院に行って良かった」「この大学院を出て良かった」と言える大学院に行きましょうと言っています。
いろいろな大学院の現状を聞くにつれて、やはり、今は臨床心理士指定大学院は岐路にあると思われます。はっきりしたことを言えば、2018年は、社会人の人が臨床心理士指定大学院の受験を躊躇する傾向が強かったと言えます。理由としては、学部の単位がない状態で臨床心理士指定大学院に入ってしまうと、公認心理師の受験資格を得ることが現実的に見て、難しくなってしまうという、ある種理不尽にも思えることが、ルールとしてあるからです。そのため、受験生は現役の大学生が多く、社会人を多くとっていた大学院は、受験生が減るという現象が生じました。京都コムニタスに相談に来てくださった方々で、情報がない方については、公認心理師試験受験資格のあり方について、説明をしてきました。それで受験を躊躇される方もおられましたし、当塾に当初は大学院を目指すと決めて入塾したものの、公認心理師の単位に対応してくれる大学3年次編入に進路変更をされた方もおられます。
結果として、立命館大学のように、総合心理学部として、規模が大きくなり、公認心理師にも十分な対応を見せた大学院は今年も高い倍率になりました。一方で、定員に全く届かない受験者しか集まらなかった大学院もありました。決して、そういった大学院が、質の悪い大学院ではありません。よくも悪くも局所に集中する傾向が強くなっています。臨床心理士指定大学院を受験される方は、まず、自らの公認心理師の受験資格について検討しましょう。その上で、公認心理師に対応している大学院に行くのが妥当です。そして、規模の大きい大学院にいくか、倍率の低い大学院で、少人数教育を受けるかは、選択になります。
いずれにしても、公認心理師資格を得るには、臨床心理士指定大学院に行くのは、最もと言えるくらい合理的な方法ではあるのですが、カリキュラムをよく見てから、どの大学院にいくべきかをしっかり考えた上で、受験の決断をするのが妥当でしょう。情報が少ない方、進路に迷う方は、是非、当塾までご相談ください。
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