公認心理師試験と過去問

井上博文

井上博文

テーマ:公認心理師試験対策

4月24日に『公認心理師過去問詳解 2018年12月16日試験 完全解説版』が出版されました。昨年、公認心理師試験は2回行われたわけですが、結果として予定より多く過去問ができたことになりました。昨年の今頃は、公認心理師試験とは、一体どのようなものか、ということについて、私たちは血眼になって情報収集をしていました。これはひとえに過去問がなかったからと言えます。普段、私は大学院入試や編入入試において過去問をさほど重視していませんし、むしろ、過去問を使うのは、受験勉強を始める最初と最終局面だという言い方をよくしています。しかし、それは「過去問がしっかりとある」ということを前提にしています。よく考えてみると「そもそも過去問がない試験」に出会ったのは、私の20年超のキャリアの中でも初めてのことです。過去問がない試験に臨む難しさを身をもって知りました。
過去問は、これから自分が受けようとする試験の対策を考える上で、最も基本的な情報になります。それを解いたから合格するわけではないことは誰でもわかりますが、だからと言って、何も見ずに、予測だけで勉強するのも違います。あらためて、過去問の使い方とは、①自分が受ける試験の実際を知る②現段階でどの程度解けるか、解けないかを知る③足りていない知識を得るために何を見ると良いかを知る④過去問の製作者と情報源を知る⑤各問題の出題者の出題意図を知る⑥全体像として、その試験を受ける人に問題作成者が何を求めているかを知る。他にもありますが、まずはこのあたりを意識すると良いでしょう。
公認心理師の過去問は2回分できたわけですので、これらをしっかり分析するのは極めて重要なことです。今回の本では、北海道試験の問題の解説を作りましたが、読者の利便性の高いものになっています。公認心理師試験は範囲の幅が広く、例えばネットを使ったとしても、解答にたどり着くにはかなりの時間を要する問題、選択肢が微妙で、解釈が分かれそうな問題についてはそれをよく解析した点、解答の根拠になる情報の出所を明記することで、検索する手間を格段に減らしている点などが利点になっています。
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井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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