今年の公認心理師試験の問題は難しくなりますか?

井上博文

井上博文

テーマ:公認心理師試験対策

この質問は本当によくいただきます。4月に入り、受験をお考えの方は、勉強モードを作り始めるわけですが、いざ勉強を始めると、最初のモチベーションで昨年の問題を見た時に、「かなり難しい」「よくこんな問題で8割近くが合格したな」と思われるというお話も聞きます。どうしてもモチベーションが、そこに適応していないと、かなり難しく感じる問題だと思います。
しかし、何度か言ってきましたが、今年の問題の難易度は、昨年に比べて上がると見込んでいます。すでにかなりの人数の臨床心理士が公認心理師の資格を得ましたから、これより先は、難易度を下げる必要性がないこと、昨年は全く情報がない中でも試験でしたから、私のような素人が見ても瞬時にわかる問題も少なからず含まれていましたが、今年は、問題作成者からしても、かなりの情報が得られたわけですから、難易度のポイントが見えてきたこと、前回も述べましたが、得点率は元々決まっている6割、それに合わせた問題の難易度を想定していくとすると、問題を難しくしていくことが効率的です。他にもありますが、これらの点から、まず今年の問題の難易度は昨年より上がることが予想されます。
ではどうやって難易度を上げるのかが重要なポイントになります。昨年の傾向からわかることは、この公認心理師試験は「選択肢重視」の問題が多いということです。難易度が低い場合、極端な言い方をすれば、問題を読まなくとも、選択肢の中に極端な文言が入っており、選択幅を狭めることができる問題がありました。逆から言えば、難易度を上げる場合は、例えば、年数を問う問題を作って、迷いやすく、疑心暗鬼になりやすい問題を作れば容易に難易度が上がります。私個人の予想では、難易度の高い問題をたくさん作るというよりは、難易度の低い問題を減らすのではないかと思っています。それだけ正確な知識を問う問題が増えるのではないかという予想をしています。



****************************

公式ホームページ
大学院・大学編入受験専門塾 京都コムニタス
入塾説明会情報

公認心理師国家資格対策講座
公認心理師試験対策 全国模試
ご質問・お問い合わせはこちら

自分磨きのための仏教
龍谷ミュージアム

REBT(論理療法)を学びたい方はこちら
日本人生哲学感情心理学会の理事長を務める心理学者
日本人生哲学感情心理学会

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

井上博文
専門家

井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼