現任者講習#2
現在、京都コムニタスでは、公認心理師資格試験対策講座を作成中です。正確には、スタッフが奔走し、私は、文句ばかり言っています。おそらくスタッフはわかっていたでしょうが、私は無茶ぶり大魔王です。しかし、それでも、第一回公認心理師資格国家試験は、以前から多くの人々に求められてきたことでしたので、それに応えないわけにはいかないとの思いがあり、全勢力を向けています。9月に講座を作ることを(私の独断で)決定し、それからは、まずは各大学の先生方に取材をしてきました。スタッフには、担当省庁にこれでもかというくらい電話で調査をしてもらいました。その積み重ねで、概ね見えてきたことを形にしていこうとしています。また、当塾には、長い年月をかけて積み上げた、臨床心理士指定大学院受験の実績がありますので、それらを統合して少しでも良いものを作ろうと努力しています。
公認心理師国家試験の科目については、以前述べました。1. 公認心理師の職責 2. 心理学概論 3. 臨床心理学概論 4. 心理学研究法 5. 心理学統計法 6. 心理学実験 7. 知覚・認知心理学 8. 学習・言語心理学 9. 感情・人格心理学 10. 神経・生理心理学 11. 社会・集団・家族心理学 12. 発達心理学 13. 障害者(児)心理学 14. 心理的アセスメント 15. 心理学的支援法 16. 健康・医療心理学 17. 福祉心理学 18. 教育・学校心理学 19. 司法・犯罪心理学 20. 産業・組織心理学 21. 人体の構造と機能及び疾病 22. 精神疾患とその治療 23. 関係行政論
まずはこれらの科目から学んでいく必要があるでしょう。公認心理師の受験資格を得るために、わざわざ学部の単位を必須とした以上、これらの科目を外してくることはありません。どの科目がどの程度出るかの割合は、ブループリントを待ちましょう。試験は、おそらく12月ということはないと思われます。臨床心理士の資格試験が例年10月にあります。これを外してくるとすれば早ければ9月に試験がある可能性があります。そうすると、現実的な時間としては、年明けから考えて、「8ヶ月」となります。そのため、かなり早い段階から効率的に勉強を進めていく必要があります。特に、現任者講習に出ることになっている心理学未経験者の方、聞き及ぶ範囲では、看護師の方がたくさん受けられるそうですが、この短い期間で勉強するには、時間的にかなりタイトになってしまいます。
以上から資格試験に向けた勉強は、まずは準備期間の設定から始めます。残り期間は8ヶ月です。次に上記23科目について、何かしら対応できるように準備をします。当塾はこれらに対応します。そしてブループリントを待って、自分がとりわけ勉強しないといけない箇所を決めていきます。
上記、10. 神経・生理心理学、16. 健康・医療心理学、21. 人体の構造と機能及び疾病は、これまでの臨床心理士の分野では少し対応しにくいかもしれません。当塾も専門の講師に講義をいただく予定になっています。迷った際は当塾までご相談ください。
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