恐怖と度胸
日本人生哲学感情心理学会第21回大会の初日(7月1日)13:00からシンポジウム「アクセプタンスと心理療法」を行います。
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話題提供者として菅沼 憲治学会長、立命館大学の三田村仰先生と私と当塾主任講師の吉山が登壇します。三田村先生はACT(Acceptance and Commitment Therapy)の専門家です。本大会テーマの「人生哲学と受容」の象徴的な方です。私はACTについては机上の知識しかありませんので、是非、専門家のお話を聞きたいと以前から思っていました。REBTは認知行動療法の流れをくみ、イラショナルビリーフをラショナルビリーフに転じることで、不健康でネガティブな感情を健康でネガティブな感情に変えることを重視します。最初から行動を変えようとするわけではありません。不合理な行動、自滅的行動とイラショナルビリーフと、不健康でネガティブな感情のつながりを考えることを重視します。一方、ACTは、第三世代の行動療法、新次元の認知行動療法という言い方がされることもあり、認知も行動も受容することを重視すると聞きます。その源流にはマインドフルネスがあると言われます。
ACTは、人間の苦悩を、ある刺激や出来事に対して、恣意的に、勝手に、ある考え(認知)を結びつけ、関連づけるところに問題がある、そこに悩みが生まれるとみます。例えば、漠然としんどい-全部あの人が悪い人だから、仕事―失敗は許されないもの、などです。それを自分勝手に無理に関連づけ、結局自己矛盾に陥ります。この苦しみから逃れたいと、さらに、過去にとらわれ、予期不安をもち、不適応症状を訴え、不適応行動となって・・・と悪循環になります。
ACTは問題、苦悩、ネガティブ感情は生きている以上当たり前であって、それらを解決、管理、対処するというよりも、受け入れるという方法をとります。そして苦悩を抱えていても、目的をもって、新たな気づきを得て、強化していく(コミットメント)することができるという気づきを得ていきます。
REBTと似ているような少し異なるような。今の私にはまだわかりません。目指すところはそんなに変わらないと思います。そこで、菅沼先生にREBTの受容についてお話いただき、私は仏教、マインドフルネスでその橋渡しができたらと思います。吉山は、現場経験が長いので、実際、受容をしていくことでどんなことがおこるのか、受容の力について述べてもらう予定です。
実りあるシンポジウムになることを期待しています。
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