いわゆるポスドク問題
有望な入学候補者、職員がスカウト…国際教養大という記事がありました。私の持論は、学生のフリーエージェントですので、大いに共感します。少子化が続いており、子どもが増える見込みが薄い中にあって、大学は増え続けました。補助金がもらえるということもあるでしょうが、1度学生を採ると、4年間安定して学費を納めてくれますし、通常はまずやめませんから、大学運営側としては、ある意味国家予算よりも予算を組みやすいのです。また学校にもよるにせよ、極めて安定していますので、銀行も資金を貸しやすいのです。学校にもよるにせよ(2回目ですが)、超がつく優良企業です。それ故かどうかはわかりませんが、学生に、新天地を求めるという気概がほとんど見えません。仮に20%の学生が移動することが想定されるなら、その大学の経営方針は大いに揺らぐでしょう。学生のフリーエージェントが進めば、小規模の大学は独自性を出しやすく、生き残りに光明が指すと思います。大規模大学は、なかなかフットワークを軽くすることは難しいですので、うまくいかないかもしれません。私はその方が、学生にも教員にも、長い目で見れば大学にも、企業にも、最終的には国にも、利益性は高いと考えています。大学運営側とて、あまりにもやる気のない学生は、やめてもらって、新しい学生を他大学からスカウトして、底上げを図ればいいとさえ思っています。国会周辺は、TPPがどうこうと盛り上がっていますが、国内の自由な学生の移動もできないのに(そんな空気もないのに)、グローバルなど遠いところの話です。現在当塾の生徒さんの中に、1年海外に留学した人がいますが、留学をすると、大学側の事務手続きとしては、「留年」という形になって、せっかくキャリアを積んで帰ってきても、自分の大学ではあまりアドバンテージになっていません。だから、当塾に来て、次のステップアップを図っているという状況です。こんな融通のきかない事務運営で、グローバルと言うにはあまりにもつたないと思います。学生のスカウティングや、フリーエージェントは、学生を活性化させると思いますし、それによって、事務方も、官僚的な「本来上から目線の慇懃無礼」からの脱却ができますし、大学にとっても良いことが多いはずです。そうすると、学科ごとに優れた人材のスカウティングにつながります。そうすると、大学入試システムも変わるはずです。そうすると、シューカツも変わらざるを得なくなるはずです。是非、国際教養大学に期待したいと思います。
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