『不登校でも子は育つ』
日本私立学校振興・共済事業団の調査が出ています。
こちら
私たちにとっては重要な数字です。大雑把に読み取れる傾向を言えば、4年制大学は、中央の大規模大学に入学志願者が集中しつつあること、短大は軒並み学生を充足できていないこと、法科大学院は、志願者も合格者も、学校自体も減少傾向にあること、他にもたくさんありますが、顕著なところをあげてみました。
4年制だけとってみれば、志願者、受験者、合格者、入学者はいずれも増加したとあります。これは短大には行かず、4年制に流れていることが推測できます。また、大規模校が、さらに肥大化を進めていますので、そこに学生が集中するということもあると考えられます。
それが以下の情報から読み取れます。
○入学者は1,145人増加して488,209人となった。
○入学定員充足率は0.62ポイント下降して、104.42%となった。
○入学定員充足率が100%未満の大学は7校増加して257校となり、
大学全体に占める未充足校の割合は1.3ポイント上昇して、44.5%となった。
入学者が増えているのに定員充足率が下降し、充足できない学校が増えているということは、大規模校が学生を吸収しているということが考えられるということです。これは「1校当たりの入学定員が「100人未満」「600人以上800人未満」「1500人以上3000人未満」の区分で入学定員充足率が上昇した」というところからも読み取れます。
見方を変えると、小規模で地方の学校、特に文系の学校は厳しい状況にあるということがわかりますし、なにより数字として明確化しているのは定員未充足の学校が44.5%になったというところです。もはや半分に近い大学が定員を満たせなくなったということを意味します。そして、その学校が定員を縮小すると、さらに悪循環が待っているということです。世の勝ち組の法則は大学が最前線ということになってしまっています。地方の小規模校が復活すれば、様々な良い循環が生まれると思うのですが、もはや「時代の流れ」に抗えなくなってしまっているのでしょうか。何とか、今こそ知恵を出し合って、生き残って欲しいと切に願っています。
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