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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

本を読むのが苦手なのですが、どうしたらいいですか?

2015年7月16日

テーマ:勉強方法

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

思わずドキッとするような質問です。
京都コムニタスでも年に数回はこの質問を受けます。私はあまり本を読むことを
苦手と思ったことはないので、苦手な人の苦痛感は正直あまり理解できていません。

しかし、本を読むことを本質的に嫌いという人には仕事柄でしょうか、
あまり出会ったことはありません。どちらかというと、読めるものなら、もっと読みたい、
という思いを持っている人が大半だという認識です。

以前本を読み込むコツについてコラムを書きましたので
そちらも参照いただきたいのですが、本を読むのが苦手という人は
やはりコツを掴んでいないと思います。
個人的見解としては、本を読むのが苦手な人は、
頭から最後まで読み通さねばならない、と思っている人が多いと思います。
しかし、それはあまり適切とは言えません。確かに、せっかく購入したのだし、
もったいないから全部読もうという気持ちはわからなくもないのですが、
小説でもない限り、絶対に、最初から最後まで読まねばならないというわけ
ではないと言えます。重要なことは、今から読もうとする本の内容が、
どのようなもので、自分の欲しい情報がどこにあって、その上で、周辺を
読むかどうかを決め、さらに頭から最後まで読み通すかを決めるといった
手順を明確にすることです。
本は、一冊ごとに、内容、ボリューム、質等が全て異なっていて当然です。
だから、本によって読み方を変える必要があるのですが、本を読むのが苦手な人は
全て、頭から同じフォームで読もうとします。これは、もし私なら、何かの罰ゲームのように
感じてしまいます。早く読みたい箇所があるのに、そこになかなか行き着けない、
こんな思いを感じてしまうと思います。
本を読むときは、まずその本の性質をある程度題目等で予測して手に取ると
思うのですが、手に取ったら、まず目次を見ます。以前も書きましたが、目次と索引の
充実してる本は、良い本と言うことができます。やっつけ仕事でできた本は、
やはりそのあたりが手薄になっている印象が強いです。
目次と索引を見て、今自分が欲しい情報がどこにあるかを複数見つけておきます。
そして、まず読みたい場所を決めます。そして、後を読むかどうか決めます。
そうすると今は読まないけれど、いつ必要になるかわからない本と、もう読まなくていい本、
今から読み通さねばならない本、今すぐ読みたいけれど、優先順位が下がる本
などと、カテゴリ分けをしていきます。(そうして保留になっている本が増えるのですが)
もちろん、急ぎの本から読んでいくということになります。本を読むのが苦手な人は
こういった見極めと、自分の読むフォームを身につけることがコツの第一歩と思います。



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