日本の大学の来し方行く末
世間は生活苦だと言われています。
ピーク時からすると、平均所得額が100万円程度
下がっているとのことです。
これをどうすれば良いのかは、難問中の難問で、答えに窮します。
しかし、例えば仏教に言わせると、諸行無常です。諸行無常とは
一般的にネガティブに捉えられがちで、私の知っている人も
「それ嫌い」と言う人は何人かいます。しかし、諸行無常は、
必ずしもネガティブな意味だけではなく、世の現実を言い表した
言葉ですので、ポジティブな捉え方もできます。すなわち、自分に
とってネガティブなこと、はっきり言って悪いことも諸行無常です。
なんだかんだいっても「諸行」ですから。だから時間がたてば変化
しているはずなのです。私たちにとって大切なことは、漠然とした、
あるかないかわからないような良し悪しに振り回されずに、自分と
周囲がどう変わっていっているかを、逃さず見る目を養うことです。
その目が、たとえ、絶望を感じても、その感情に行動を直結させず、
一歩、慎重にさせてくれます。諸行無常を楽しめるようになったら、
快適に長生きできそうです。
以上は、私なりの諸行無常の使い方を言葉にしてみたものです。
これは単に仏教書を読んで、その言葉だけを見ても、わかったような
わからないような状態のままだと思います。大学院生時代、同期の
友人や先輩と、日が暮れても、場合によっては朝まで話して、
時には、仏教用語でギャグが言える(あまりにもマニアックですが)
ようになってきて、身体に染み付いてきます。
大学院に行くと、こういった具合に、学部でなんとなく知った知識が
身体にインストールされてくる感触を得ることができます。
これを地道に積み上げていくと、教養を獲得していくのだと思います。
いかなる世の中にあっても、ある程度幸福を見出だしたり、
今の生活を楽しんだりできるだけの余裕や潤いを与えてくれるのは
教養です。こういった時こそ大学院に進んで、何らかの専門技能を
習得しておくと、漠然とした不景気くらいでは絶望する必要もない
と、その専門技能は語りかけてくれます。
何かしら技があって、それを求めてくれる人が、わずかでもいると
絶望感は抱きにくくなるということです。そうすると、そのうちに
潮目が変わっていくはずですので、それまで待つことも可能です。
こんな時代だからこそ大学院に行きましょう。
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