セカンドキャリアとしての臨床心理士

井上博文

井上博文

テーマ:後悔しない臨床心理士指定大学院の選び方

近年、セカンドキャリアとして臨床心理士を目指す方が増えています。
「セカンドキャリア」を考えられる方にも大別して二通りあります。
一つは、社会人で、それまでの仕事から、臨床心理士への道に
切り替えて進もうとする方です。
もう一つは、大学生の中でも、これまで学んできたことから、方向転換して
臨床心理士を目指すという方です。

前者は、さらに細分されるのですが、社会人の中でも、仕事を辞める方も
いれば、仕事を辞めずに、ライフワークとして臨床心理士の資格を得る人もいます。
また、カウンセラー業務をしてきたものの、どうしても臨床心理士の資格が必要に
なって、通信課程で学んだ方もおられます。

仕事を辞めて臨まれる方は、その決意は並々ならぬものがあります。
当塾に来られる方は、このような方が一番多いと思います。
仕事を辞めて、退路を断って、勉強を始めるのは勇気のいることだと思います。
それでもなお、臨床心理士の資格を得て、自分の目指す仕事をしたいという
気概には頭が下がる思いがすることもしばしばです。
また、仕事を続けながら、臨床心理士を目指すという方も多くおられます。
特に、今の仕事に臨床心理士としての技能が必要であったり、あるいは
研究対象者が職場にいる場合は、仕事を続けながら勉強をするという
ことになります。これはこれで、負担が大きいですし、勉強のための時間を
取るということは簡単ではありませんので、かなりの決意が必要です。

後者は、大学生で、学部までは全く違うことをしていて、あとから臨床心理士を
目指すという人もいます。今年で言えば、それまで、スポーツをメインにやってきた人が
臨床心理士を目指すということがありました。いずれにしても、未経験のことを
やろうとするにはかなりの努力が必要であることは間違いありません。

セカンドキャリアはその人の人生にとって、大きな決断です。
うまくやれば、以前よりも様々な面で充実した人生が得られるはずですが、
どうしても決断することに時間がかかって、気が付けば、諦めてしまっている
ということも少なくありません。
人生にかかわることですので、大いに慎重である必要はあるのですが、
踏み出す勇気もまた必要という、何とも悩ましい問題ですが、私としては
これまで多くのセカンドキャリアを見てきた経験から、やはり、思い立ったら、
勇気を持って進むことが大切だと考えています。
迷っておられる方は、いつでもご相談ください。



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井上博文
専門家

井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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