面倒見のいい大学と大学生の学力
こういったアンケートはたくさんありますが、
たいていトップ3に入るのは勉強がらみです。
勉強そのものもあれば、英語、資格取得や旅なども勉強がらみと
言えると思います。
大学生は良くも悪くも忙しい時期で、やりたいことが多すぎて
勉強できなかったという人もいますし、大学時代何をしたかわからない、
ほとんど記憶にないという人も少なからずいます。
私自身も当時を思い起こすと、忙しすぎてほとんど家にいた記憶がありません。
当時は携帯がなく、あまりにも私が捕まらないので、周囲からポケベル(古い!)か
携帯を持つようにいつも言われていた記憶があります。
ちょうど卒論提出がどの大学でも終わった頃ですが、卒論で一生懸命勉強した時に
大学生になって初めて必死になって勉強したという人はたくさんいます。
卒論で生まれて初めて学術論文に触れた人もいますし、メディアなどにも出ない
最新情報に触れる知的興奮を味わう人もいます。論文を必死で探して、
それを必死で読みこなして、辞書をひざの上に積んで、文章の書き出しで悩んで、
書いている途中でまた悩んで・・の繰り返しでどんどん期限が迫ってくる不安とも
闘いながらなんとか最後までやりきって、提出期限に何とか間に合わせた人の
安堵とも充実感とも言える表情はとてもいいものです。
当塾でも「卒論出せました」と報告に来てくれる大学生の生徒さんはたくさんいます。
卒論で勉強した経験によって、もっと勉強したいと思い、そこから大学院を目指す
という人もたくさんいます。
大学院は学生の知的探究心を満たしてくれる場所です。私のこれまでの経験では
行って損したという人はいません。二年という時間を買う価値は十分にあります。
大人になってから、学問だけに全精力を傾けられることは、とても贅沢なもので、
人生の選択肢として是非持っておいた方が良いものです。残念ながら今の時代だと、
大学に何度も通うのは難しいと思いますが、大学院に行けば、その贅沢な時間を
経験できます。何でもリスクはありますが、それよりもベネフィットの方が多いと言えます。
迷っている方は是非、大学院に進みましょう。
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