自称天才
今、まさに受験直前です。
連日、夜中3時くらいまで残る(残らざるを得ない)人もいます。
多くの人は、面接対策をしています。ここまで来ると、何が聞かれるか、
ということを不安に思うというよりも、自分のパフォーマンス力をどれだけ
高めるかということに重点を置いています。
私が全員に伝えているのは、台詞を暗記するのではなく、筋をしっかり作って、
それを覚え、筋を辿れば、話せるという状態を作ることです。
そうしていると、暗記丸出しの棒読み口調になることを避けることが可能になります。
面接を受ける側は不安ですので、つい暗記したくなる気持ちはわかります。
しかし、あの棒読み口調を聞かされる方は結構苦痛です。
ましてや、たくさんの受験生を面接するわけですから、棒読みには
辟易している先生もたくさんおられます。
何度かあったことですが、棒読みの志望理由を言っている時に、
「ちょっと待って」
と止められて、
「そこ、よく聞こえなかったから、もう一度言ってもらえる?」
と言われました。そうすると、言っている本人は、丸暗記ですから、
「そこ」が「どこ」かがわからず、頭から言い直さざるを得ないという、悲劇に見舞われました。
面接は、コミュニケーション能力が問われます。コミュニケーション能力は基本的には
情報伝達ですから、情報が伝わればいいはずですが、半面、伝わるかどうかは
聞き手次第ということも想定しておかねばならないのです。
不安にかられると、自分のことしか見えなくなります。当日、どんな先生が
面接をしてくれるかということに思考が及ばないことが大半です。
無理からぬ事ではあるのですが、やはり、聞き手のことを考えた対策も
適正にしておく必要があるのです。
私が今伝授していることは、どうしても暗記に頼らざるを得ない場合、
「身振りを入れてみましょう」、ということです。
身振りと相づちは、会話とコミュニケーションをつないでくれる重要な接着剤です。
効果的に使えば大きな威力を発揮します。
例えば、「御校を志望する理由は3つあります」
という場合は、指で三を作って(軽く)見せてみることは効果的です。
どう効果的かというと、まず自分の緊張が、分散されます。指を使うことで
暗記モードから解放される可能性が高まります。また、聞き手にもわかりやすくなります。
「3」という数字を明確にイメージさせられますので、2つ目が終わったあと、
「あと1つ」という思考をもってくれます。大きなことではないのですが、
非常に意味がありますので、利用してみてください。
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