龍谷ミュージアム平山郁夫 悠久のシルクロード展
NHKニュースで公認心理師に関する報道がされました。
国家資格「公認心理師」 法案提出目指す
これから、どんどん公認心理師が一般認知されていくことと思われます。
国会の会期からみて、今月に大きな動きがある可能性があり、
各方面が慌ただしくなってきており、目が離せない状況です。
それに伴い、当然、懸念もたくさん出されています。
日本臨床心理士養成大学院協議会のページを見ると、
臨床心理士側からの懸念が出されており、このような懸念も法律に
できるだけ反映して欲しいという思いを持たざるを得ません。
臨床心理士の歴史は長く、25年ほどになります。
私が高校生の時にはすでに、臨床心理という言葉が存在しており、
その実績と歴史を鑑みれば、今回の公認心理師の法案の中に
臨床心理という文言が(意図的に?)ないのは、好ましいことでは
ないと思います。どうも、現状では、心理職として最も歴史と実績のある
臨床心理士に不安を与える要素が多いように思われます。
今後、法律として、どのように確定するにせよ、この公認心理師は、
現臨床心理士を無視しては、成り立たないはずです。
臨床心理士と公認心理師の養成講座が一つの大学の中に並び立つという現象は、
大学経営にとってもあまりにも不合理です。また、いずれかの資格が
食い合いをして、生き残るような流れを作るやり方も不適切です。
現状ではそれが否定できません。
心理職養成という能力において、現在の臨床心理士指定大学院が
最も優れていることは疑いありません。私たちに見えない利害関係も
たくさんあるのでしょうが、現在ある指定大学院の能力を最大限に
活かせる資格にするように調整して法律を作るのが最善のはずです。
臨床心理士指定大学院の実績と歴史という土台のもとに新しい資格が
できるのであるならば、より多くの人の賛同が得られるはずです。
是非、今後そのような調整がなされることを希望しています。
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