恐怖と度胸
前回も述べましたが、東京でREBTの研修会での
出来事です。学会公式テキストの
『人生哲学感情心理療法入門』の「健康観」の項を
見ていると、エリスが言う13の健康観の中で、
「リスクを冒す」の部分が気になりました。
(ちなみにこの項を書かれた方は当塾出身者です。
すばらしい活躍ぶりを目にするのは嬉しい限りです)
もちろん、エリスはバランス感覚を重視していますので、
闇雲に危険な地に行くことや、危険な行為をしなさい
と言っているわけではありません。
我々は、一度環境に慣れてしまうと、そこに固着
してしまい、新しいことに踏み出すことをためらいます。
守りに入るという言い方が近いかもしれません。
しかし、時には、新しいことにチャレンジをしないと
いけないこともあります。その時、我々はつい、
新しいことをした時のリスクの計算ばかりをしてしまい
腰がひけてしまい、結局「●●ができてから」
「××ができるようになってから」「△△の力が身についてから」
などと言い訳的理由を設定して、結局踏み出せないことが
大半です。もちろん、それがすべて否定されるわけでは
ありません。守らないといけないものもたくさん
ありますし、危険ばかりとっていては、周囲にも
迷惑をかけることもあるでしょう。世の中で名をなす人は
それだけ多くの人のサポートを得て、かつ多くの人を
泣かせている人の方が多いでしょうし、それをものともしない
ある意味での度胸のある人だと思います。だから、
決してリスクばかり冒す人が正しいわけではありません。
しかし、エリスはこのリスクを冒すことを、健康観の中に
持ってきたところに、あらためてその慧眼に感服した次第です。
リスクを冒すことをあまりに恐れすぎると、それは
不健康だと言えます。ある程度のリスクマネジメントを
した上で、恐れず、勇気をもって前を向く方が、健康だと
言えると思います。私自身もREBTを習おうと決めた時の
ことを思い出して初心にかえって、また新しいことに
チャレンジしていかないといけないと思いました。
リスクは当然たくさんあるのですが、そればかり言っていても
結局うまくいかず、リスクをとりながら、適切な方向を
見出す方が、最終的にはうまくいくとあらためて考えさせられました。
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