臨床心理士指定大学院の難易度(国立編)
今回は私学の話です。
臨床心理士指定大学院の難易度を考える際、
国立よりも私学の方が難しいと言えます。
単純に国立と私学を比較することはできませんが、
私は、別々に考えた方が良いと考えています。
また大学によって考え方があまりに違いますし、
私学にはいわゆる学風という漠然としたものが
伝統校ほどあります。
また学部の偏差値も全くといって良いほど
関係がありません。しかし、やはり国立同様
難易度に全く差がないわけではありません。
とはいえ、関西圏で一番難しい大学を挙げること
さえ難しいです。かつては京都文教大学と
佛教大学しか、臨床心理士指定大学院がない
時代がありました。そこから少しずつ増えて
今に至っています。その歴史的背景から見ても
単純に難易度を言うことは難しいと言えます。
目安をあえて言えば、試験形態、定員、学費といった要素は
受験生が志望校を定める際に重要な情報になります。
やはり、受験者が多い学校は難しいと言うことが
できます。ただし、これは単純に倍率と関係するわけでは
ありません。
また、試験形態で、面接を重視するところは比較的
難しいと言えます。面接という配点が見えにくい
競技で合格が左右される可能性が高いからです。
学費については、単に安いという理由で学校を
決める人は少ないですので、難易度とは必ずしも
リンクしていません。ただし、学校側のケアが
手厚いという情報が定着すると、選択の基準の
一つになります。
最後に一つ重要な目安を挙げるとすると、
内部生の動向です。内部生獲得を教員よりも学校側が
重視しているところは、京都文教大学と立命館大学です。
やはり内部生をたくさんとると、残り枠が少なく
なりますので、一般入試の難易度は上がると言えます。
逆に内部生が自分の大学を見放している大学は
難易度は下がる一方です。
結論としては、私学は難易度で見るのではなく、
漠然とでも良いので自分が行きたいと思える
大学を選ぶのが妥当だと言えます。
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