不適切な感情を根拠にしない

よく言っていることですが、
私は京都コムニタスでよくREBT を応用します。
塾という性質上、特に感情処理の面で問題が
生じやすいので、REBT は極めて有効です。
教育にREBT を用いることは、海外でも行われて
いますので、十分な成果は期待できます。
私がREBT を用いる際に、最も強調する言葉は
「不安を根拠にしない」ことです。不安は
REBT で言えば、不健康でネガティブな感情です。
「不安だから」という基準に基づいて行動を
すると、だいたい失敗します。やっかいなのは
この時、失敗したことさえ気付かないことです。
不安は、根拠のない思考から生まれる感情です。
だからそのような感情に基づいた行動は
何となくの行動です。そうでなくとも私たちは
日常何となくの行動をたくさんしていますが、
それが正しいかどうかを検証することなど
まずありません。だから反省ができないのです。
同じような感情として挙げられるのは、
「ムカつくから」「かわいそうだから」なども
根拠にしてはならない感情と言えます。


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