人を愛するとなぜこんなに苦しいのか ~愛という苦しみを乗り越えるために出来る事~
結婚することを「ゴールイン」と言ったり
多くの人から祝福されるなど
結婚を幸せの象徴のように考えられてると思いますが
結婚したら(することは)幸せなのでしょうか?
もちろん意中の相手と結ばれるわけですから
一つの幸せであると言えますが
結婚したら幸せになるのではなく
むしろ結婚を機にそこから苦労が始まるんですね。
今までのような独り身の苦労ではなく
二人で歩んでいくことの苦労です。
結婚したら(することが)幸せになるとお考えではないですか?
結婚を幸せの象徴のように思っていると
これでこの人は自分のものといったように
そこから相手を自分の所有物のように自由にできると勘違いが始まり
支配的になったり束縛や拘束、DVが始まったりしてしまいます。
すべてがすべてそうなるわけではなく
幸せな結婚生活を送り、夫婦円満なご家庭もありますが
結婚したからそれで終わり、幸せでハッピーエンドということではなく
そこから苦労が始まるということには変わりありません。
(だからといって不幸の始まりということではない)
実際結婚生活が上手く行かず
離婚に至ったり結婚を後悔されている方も少なくないでしょうし
結婚が必ずしも幸せなことであるとは言えないようです。
結婚する前から結婚に対する結婚観や
目先の(今ある)幸福感に惑わされないように
価値観を捉え直す必要があるのかもしれません。
結婚が幸せであると考えるのではなく
そこから苦労が始まるのだと考えると
何で思うようにならないんだ、上手く行かないんだと
幸せでない(幸せにならない)ことへの苛立ちも軽減できるでしょう。
これから苦労するのだから
苦労をともにする、苦労をともにしてくれるパートナーがいてくれることに対し
パートナーの存在価値に感謝し、幸福を感じられるかもしれませんね。
結婚したから、結婚できたから幸せなのではなく
長く生活をともにしてきて今までの結婚生活を振り返ったときに
この人がいてくれたから、一緒に生きてこられたから苦労を乗り越えて来られたんだと
改めてかけがえのない存在だったことに気づけたときに
ようやく本当の幸せを実感することができるのではないでしょうか。