心がしんどい時にゆっくり休むのは、逆効果な場合もあります
昭和とは違って
令和となった現代の歌は難しく
歌おうとしても歌えないといった声を聞きます。
確かにテンポも早いですし
何を言ってるのかわからずついていけませんし
歌い方も高音や転調を多用したり独特で
特に高齢者には難解かつ至難だと思います。
ただ今の歌は難しいというものの
よく考えてみれば昔(昭和)の歌も難しいのではないでしょうか?
昭和歌謡や演歌など
歌おうとしても音程が一定ではありませんし
抑揚もあれば独特の言い回し(節)など
リズムも取りにくくてそう簡単に歌えるものではありません。
とはいえ今の高齢者はそれで歌ってたわけですから
今の若者には難しいだけで
今の高齢者には現代の歌は難しく
今の若者には昔の歌は難しいといった時代の差があるだけなのかもしれませんね。
現代の歌はテンポやノリといったように、リズムに合わせた歌が多いですが
昭和の歌は情緒を大切にした歌が多いように思います。
更には現代音楽は、自身で作詞作曲した自前の音楽が多いですが
昔の音楽は作詞・作曲家による楽曲の提供が主流で
それを歌い手が歌い上げるスタイルでしたから
こうした歌い手による歌い方の違いもあるのでしょうか。
ですから今の歌は歌おうとしても難しいとはいうものの
昔の歌も昔の歌で歌おうとしても同じ様に難しいんですね。
時代の違いはあるものの
楽曲の内容も違えば歌い手(歌い方)のスタイルの違いもありますし
どちらが難しいということではなく難しい歌は難しいと言えるでしょう。
例えば大きく遡って
現代人が今様や能楽、詩吟を歌おうとしても(歌うというより詠むと言ったほうが近いですが)
トレーニングや経験を積まなければとても歌えたものではありません。
時代によってスタイルが変化していけば
内容に関係なくスタイル自体が合わなくなり
自分が慣れ親しんできたスタイル以外の歌を歌おうとしても
難しく感じてしまうのかもしれませんね。