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コラム

裁判員裁判制度の公平さ問題 ~もし自分の苦手意識のある人が裁判員になったら~

2022年2月15日

テーマ:思考と考察・生き方を学ぶ

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

実は裁判員裁判(裁判員制度)というのは怖いもので
例えば一般の民間人の中から裁判員として選出されるわけですが
選出方法も無作為というところに恐ろしさを感じます。

確かに裁判に関心を持ってもらうなど
メリットになる部分もたくさんありますが
選ばれるのが民間人ということで
選出される民間人の全てが全て関心を持ち、真剣に取り組むとは限りませんし
もちろん日常生活のある意味では侵害ともなるなど負担も大きいわけです。

そしてここで私が怖いと感じるのは
民間人とは果たしてどのような人たちなのか?
ニュースで事件になるような人や自分の身近な人を考えてみてください。

家族や職場の人間関係を考えてみるとわかりやすいかも知れませんが
もし自分が被告として関わる裁判事件に
この人に裁判員を任せても良いのか?、任せられるのか?と考えると
本当に公平な判断をしてくれる人であり、委ねられると思えるかどうか。

私は決してそんな人ばかりだとは思えませんし
この人には裁判員を務めてもらいたくないと思うような人もたくさんいます。

実際務まるかどうかということではなく
こういう人も裁判員として選出されるのかと考えると
公平さを欠いた判決になってしまわないかと不安と恐ろしさを感じるわけですね。

当然裁判員が直接判決を下すわけではありませんので
現実に行われている裁判員裁判としてはそこまで心配する必要はないと思いますが
世の中果たしてどれだけ公平に考えられる人がいるのだろうかと考えると
ただでさえ日常での偏見と差別の問題もある中で
誰しもが裁判員に選出されることについての恐ろしさを感じるのですが皆様はいかがでしょうか?

この記事を書いたプロ

宮本章太郎

心理カウンセリングのプロ

宮本章太郎(京都カウンセリングラウンジ)

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